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若鯱会10月例会 歌舞伎

今週火曜日の今月の例会は歌舞伎ソムリエの奥田さんを招き、歌舞伎の魅力について講演頂いた。名古屋は顔見せと言って毎年10月歌舞伎シーズンの幕開けが行われる場所で重要な場所の一つであるがなかなか歌舞伎は敷居が高く思われているようで、客足が伸びない時もあったのだとか。

その日には、御園座にて、坂東玉三郎さんと片岡仁左衛門さんの歌舞伎のクライマックスでカーテンコールが何度も行われるなど名古屋の公演にとっては前代未聞の興奮冷め止まずからの、今回の講演だったとのこと。始めからパワーポイントなどのスクリーンを使わないのはいつもの感覚からは違和感があったが、マイクのみの講演でどんどん歌舞伎の演技のように話を繰り広げられ話に引き込まれていった。逆にスクリーンなしのこういった話だけの方が講演は楽しいのではと思った。それも一つのいい参考、勉強になった。

歌舞伎は芸術として捉えられがちだが、お客と演者の距離が近く、投げ銭などもあり、どちらかというと一つの家が商店として独立し、千両役者と言う言葉が歌舞伎から生まれたように、もともと商売感覚が強い興行だとのこと。よって、歌舞伎を見にいくことによって商売にとって学べることが多いとのこと。

自分は昔から相撲が好きで、江戸時代を今でも感じさせるような独特な雰囲気が好きである。ある程度歳を重ねてきて、クラシックコンサートや美術館など芸術に触れる場所にも行ってみたいと思うような年頃にもなってきて、歴史も大好きなので自分にとって、芸術でもあり、興行でもある歌舞伎というのは今の自分にピッタリであり、今回の例会を迎えたのは何かの縁でしかないだろうと思った。

何か、巡業もあったり、主要都市で毎年決まった場所で行われ、歌舞伎と言えば、スキャンダルや伝統のしきたりも多くストレスがかかる職業なのか病気になる人が多い印象で心身を削りながら行われるという点でも相撲に似ていると感じた。

2月には歌舞伎を見に行くという機会を作ってくれるかもしれないということで大変楽しみにしている。先月のワイナリー訪問といい、今回の歌舞伎といい、良い経験になる例会ばかり開いて貴重な機会を頂きありがたい。2月の歌舞伎名古屋講演では存分にいろいろなことを吸収したい。


#若鯱会 #例会#名古屋商工会議所#歌舞伎#坂東玉三郎#片岡仁左衛門#御園座

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