やまね工房さんのぬいぐるみ
やまね工房さんのネットショップが8月をもって終了してしまいました。
卸売り終了のお知らせを聞いたのが小峰玩具にいた頃。
遂にこの日が…と悲しい気持ちでいっぱいでした。
デザイナーの落合さんのブログを読み返してみて、協力工場様の廃業、小峰玩具と通ずるところもあり、とてもやるせなかったです。
「文化にも寿命がある」
ブログに何度か出てきた言葉です。
海外製の安価なぬいぐるみに押されているのは残念ながら時代の流れの仕方の無い事ですし
需要をはじめ、跡継ぎや職人の高齢化、若い人が参入しづらい労働環境など、色々な問題が重なって全盛期程の元気が無いのは事実です。
国産ぬいぐるみの文化は緩やかに終わりに向かっているのでしょうか。
そうは思いたくない自分がいますが、廃業を目の当たりにした身として色々考えてしまいます。
ショップ終了のお話を聞いた時、最後の方にまだいる子をお迎えしようと決め
8月末、3匹の子たちをお迎えしました。
やまね、いいずな、ひみずもぐら
特にいいずなは型崩れ知らずのしっかりとした綿詰めで、見れば見るほど勉強になります。
可愛いこの子達を末永く大切にしようと思います。
“日本のぬいぐるみ職人”
何ができるか模索しながら、私はもう少しこの職業にしがみついてみようと思います。
少しでも学んだ文化の寿命が延びるように。
皆さんには時々思い出して欲しいです。
国産のぬいぐるみ達は、今も多く家庭で沢山可愛がられていること
思い出した時には言葉や写真にして発信して欲しいです。世の中から「忘れられない」事がきっとぬいぐるみ達の幸せなのかなと思います。
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