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BG2, SoA, エアリーとエルダリスの対話、ロマンス#1

**二人がPTにいれば自動的に始まるイベント。会話があるだけで、選択肢を選ぶなどはない。ただ男性主人公でエアリーとロマンス中の場合は未確認なのでネタバレ注意**

<アヴァリエルという翼のある種族のエルフ、エアリーは、幼い時に人間に誘拐されて見世物にされ、狭い檻に入れられていたせいで翼を病み、命が助かるためにそれを切断されてしまった。二度と空を飛べなくなったということが、自由になった後も彼女の心に重くのしかかっている。エルダリスは異世界を渡り歩く演劇一座の花形役者にして詩人だが、今はこの世界への興味からPTに参加して冒険をしている>

エルダリス
「心が沈んでるようだね、我が嘆きの小鳩よ?君の瞳はどうやら他の者には見えぬ暗い、きびしい場所をさまよっているようだ。気をおつけ、美しいエアリー。永遠にそこに引き込まれてしまわぬように」
エアリー
「何でも…何でもないの、ほんとに、エルダリス。私ただ…私にまだ翼があった時のことを考えてただけなの。まだ時々…時々、その頃を思い出すと、心が苦しくなることがあるの」
エルダリス
「君の悲しみがわかる気がするよ、かわいい人」
エアリー
「あなたが?わたし…あなたの気を悪くさせるつもりはないけど、エルダリス、でも空を飛んだことがないひとには、この気持ちはわからないんじゃないかと思うわ」
エルダリス
「ああ、でも翼以外にも飛ぶ術はまだ他にあるんだよ、小鳩さん。そして、俗にまみれた地上へ墜ちることは、似たような苦痛に満ち満ちている」
”墜ちることは数ならぬことと、恋人よ、
耐えうるものとかつて我は思いき
なれど、この暗き地獄の地の表より
我が目を上げて天つ空を見やるとき
して、我もその高みにありしものをと
思い起こすこそ、げに痛みの極みなれ”
エアリー
「とても…とても素敵だわ、エルダリス」
エルダリス
「こんなのはただの言葉にすぎない、小鳩さん。この詩人にはっきりわかったのは、君の悲しみの小さなかけらに、僕の心は粉々にされてしまったということさ。君に…心から同情するよ、可愛い、孤独なエアリー」
エアリー
「ど…どうも、あ、ありがとう」

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