見出し画像

BG2, ToB, イモエンと主人公の対話、強くなるバールの血とイモエンの不安

<イモエンは主人公と同じく孤児で、主人公と共にキャンドルキープという場所で賢人ゴライオンに育てられた、主人公の妹分。彼女も実は主人公同様に悪神バールの胤だったことが判明したのは、これより少し前のこと>

イモエン
「あ…あたし、悪夢を見るようになったの。ほんと変な、血の河の上で船に乗ってるような夢。すごく*リアル*なの。あなた…あなたも昔よく見てたわよね。ゴライオンが死ぬすぐ前に*。それって…それってこんなのだった?」
主人公
「そう、そんなのだった。もっとひどい夢の時もあったわ」
イモエン
「もっとひどい夢?そうなったら、あたし…あたし、いつまでこうしていられるかわからないわ。あのイメージ…あたしが眠ってる時しつこく浮かんでくるの、どんなに頭から追い出そうとしても」
「それに、あたし…力が強まってきたの。あたしの中のバールの烙印につながる力。あたしの魔法の力とは何の関わりもない力」
主人公
「どんな力?」
イモエン
「下級の呪文…あなたがキャンドルキープを出た後に身につけたような。治癒とか…解毒とか、そんなもの。でも、それって…それって、あたしもあなたと同じ道を歩んでるってことじゃない!」
「それって、もっと…もっと事態が悪くなるかもってことだわ。あたしももしかしたら、スレイヤー*になるのかもしれない…」
主人公
「そんなことには絶対ならないって」
イモエン
「そう…だといいけど。この烙印について知れば知るほど、こんなもの捨てたくなるわ。あなたはよくもこんなものと今まで折り合ってこれたものね」


*実際に夢が言及されるのは、ゴライオンの死後から。バルダーズゲート2の前のバルダーズゲート1は、主人公を連れたゴライオンが刺客に襲われて倒れる場面から本格的に始まる。主人公はその後、たびたび休憩中に悪夢を見て、そのたびに呪文がひとつ使えるようになる。ちなみにイモエンも、この会話の後、新しい呪文が特殊能力として使えるようになる。
*殺戮神バールの化身のひとつ。凶悪無残な破壊の権化。主人公はイレニカスに魂を奪われた後、突然このスレイヤーに変身して仲間を襲ったことがある。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?