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BG2, SoA, エアリーとエルダリスの対話、ロマンス#5

***本筋や主人公とは無関係(エアリーとロマンス中の場合は別)の恋愛イベント。しかし自分自身で確かめたい人はネタバレ注意!***



<#4の続き。2人はお芝居『女神テルシス』の稽古を続けていたが…>

エルダリス
「来てくださったのですね、女神よ!私の愛が拒まれぬようにと祈っていました。我が麗しの女王が私の前に姿を現してくださった!」
エアリー
「ええ…テルシスは来ました、ドナー。そなたの切なる願いに呼ばれて、虚空をわたり、あらゆる良識に背いて、ここへ来ました」
エルダリス
「では、あなたを讃えて歌わせてください、私にそれができるうちに、女王よ。私がどんなにあなたの亜麻色の髪、白磁のような肌に焦がれていたか…どんなにあなたの青白い頬に指でふれたいと望んでいたか…」
エアリー
「えっ…エルダリス…?」
エルダリス
「あなたの息を呑むほどの美しさは私の心を奪ってしまった。私はあなたの清らかさを永遠に私の腕に愛おしく抱いていたい…」
エアリー
「エルダリス、あなたのセリフは…あなたのセリフはお芝居にないわ」
エルダリス
「芝居のことは忘れたまえ、我が嘆きの小鳩よ…僕は僕の心にあるものを口に出している。僕のセリフは勝手に口をついて出るのさ。君はその無邪気な手で僕の魂をつかんでしまったから」
「僕は君を愛している、愛しいエアリー。わからないのかい?僕の目の前で花のように開いていく君の魅力に僕は捉えられ、攫われて、たちまち君のデリケートな網に絡め取られてしまった」
エアリー
「わ…わたし、お礼を言うわ、そんなに言ってくれて、エルダリス…でも…」
エルダリス
「君は君のなかにときめきを感じないのかい、小鳩さん?僕の鼓動が君を見て早くなるように、君は僕を見てもそうならないのかい?願わくば、僕のはかない望みを打ち砕かないでおくれ!」
エアリー
「も、もう十分…許して。わ…わたし、嬉しいけど…でも…でも、これは予想してなかったの。お願い…しばらく一人にさせて…」

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