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BG2, SoA, わがまま令嬢を守れ!

***パラディンの本拠地クエストのひとつ。ネタバレ注意!***




<ドック地区にて。奴隷交易に反対していた貴族一家が敵対者に虐殺された。たった1人生き残ったティリアナという令嬢を、迎えの名付け親が来るまで無事に保護しなければならないと主人公は騎士団に厳命されたが…>

フランコ(警護の騎士)
「止まれ!それ以上進む前に…おっと、怒鳴ったりして申しわけありません、<主人公>。あなたが交代に来るとは聞かされていましたが、ちょっと気が立っていたもので。やれ、長い一日でしたよ」
主人公
「そうでしょうとも。いつ襲撃されても不思議じゃない状況だもの」
フランコ
「ああ、でも原因はそれだけじゃないんです。きっとあなたにもわかりますよ。私は正式にこの場の監視責任をあなたにお引渡しします、<主人公>。ヘルム*があなたを見守ってくださいますように」
「それとタイモーラ*も」
<ティリアナ登場>
ティリアナ
「フランコ、いったい何が…ああ、あいつ交代したのね。よかったわ、無礼なやつだったから。いい子ね、ちょっとお酒を取って来てちょうだい」
主人公
「よろしければお部屋にいてくれませんか。あなたを危険な目に遭わせたくないので」
ティリアナ
「あら、口やかましいお嬢さんだこと。まあいいわ。あたし、二階でマヌケな母の犠牲者になってたらいいんでしょ。どうせお金を使うなら、シルクの衣装やワインに使っとけばよかったのに」
「コチコチのお爺さんパラディンなんてみんな同じね。うちの父もそうだったし、名付け親の石頭のハルギスもそう。あの人と一緒に暮らすなんてゾッとしないわ。”最高のモラリスト”なんてウンザリ」
主人公
「引き取ってもらえるのに感謝しなくちゃ。あなたの身を守ってくれるんだから」
ティリアナ
「あなた方はみな心から”私のため”を思ってくださるのね。でも、あたしは正義のシンボルなんかにされたくないの…今まで通り楽しい生活を続けたいだけ!好きにしなさいよ、ワンちゃん。待て!守れ!位置につけ!」
<しばらく後>
「あんた居眠りでもしてるの?!何か外を通ったのが見えたわ!あんたの出番よ、やっつけてらっしゃい!」
主人公
「じゃ、やっぱり助けてほしいんだ、へー?」
ティリアナ
「うるさいわね、バケツ頭*!」


*ヘルムは監視・守護の神、タイモーラは幸運の女神。
*頭からスッポリかぶるヘルメット(兜)を例えての言い方。

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