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BG2, Watcher's Keep lv3, 正気に戻ったヤクマン

<ウォッチャーズキープ、3階にて。主人公PTのクレリック(ここではエアリー)は、頭のおかしいエルフ(ヤクマン)にヒールの治癒呪文をかけてみる>

狂ったエルフ(ヤクマン)
「なー何だ?あーあなたは?」
エアリー
「呪文が効いたみたいね。気分はどう、ヤクマン?」
ヤクマン
「”ヤクマン”?それは…ああ、それはあのチビのひどいハーフリングが私をずっとそう呼んでた、けしからん仇名ですよ。私の名はタモーリンです。私のー私のパーティーはどこに?ここはどこです?」
エアリー
「ここはウォッチャーズキープ。あなたはとても長いあいだここに一人ぼっちでいたみたいだわ、様子からすると」
タモーリン(元ヤクマン)
「ウォッチャーズ…キープ。まるで…はるか昔のことのようだ。ポータルの損傷を直そうと光の杖を使おうとしたまでは覚えてる。でも…でも、それっきりだ」
「ありがとうございます、私を正気に戻していただいて。おそらく…そうでなければ、私は永遠にここをさまよっていたでしょう。私はここから出て元の生活に、少なくともそれらしいものがまだ残ってるなら、戻らなければ。上の階は安全でしょうか?」
エアリー
「ええ、きっとまだ大丈夫」
タモーリン(元ヤクマン)
「では、入口のポータルを通って戻るとしましょう。どうして前にそうしなかったのかな…たぶん、あまりにおびえていたんでしょうな。助けていただいてお礼のことばもありません、マイ・レディ。さようなら!」

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