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BG2, ToB, 第9章、バルサザールと主人公の対話2、バールの血を滅する大義

***ToB最終盤のクライマックスのひとつ、ネタバレ注意!***





<1の続き>

バルサザール
「それはどうでもいいことだ、<主人公>。結局、メリッサンも私も望んでいた結果を手に入れたのだから。我々以外の”五人衆”はすべて死んだ。もっとも、彼女と私は立場を異にしたままだが」
主人公
「そして今、私を殺してあなた一人でバールを復活させようというの?」
バルサザール
「とんでもない、<主人公>。私にはそんな気はさらさらない。バールの血はこの世における災いのもとだ。殺戮の王の存在を呼び戻すなど思いもよらない」
「私の計画ははるかに世界を思ってのことだ。私はすべてのバールの子を絶滅させることを誓った。バールの汚れを永遠に国土から拭き清めるために。君はその手助けをしてくれたに過ぎない」
主人公
「でも、あなた自身もバールの子でしょ―自分をどうするつもり?」
バルサザール
「私が最後に残った者だと、私以外に誰も残ってはいないと確信ができしだい、私は儀軌に則って自身を滅する。バールの悪は私とともに死に絶えるだろう。だが先ず、私は君という悪を滅ぼさなければならない」
主人公
「あなたは偽善者に聞こえるわ。自分が裁く権利もない人に判決を言い渡そうというの!」
バルサザール
「君は自分の通り過ぎた後にどれほどの死体を残してきた?何百?何千?サラドゥーシュは瓦礫となって燻っている…それ以外のいくつの都市に、君は破壊を雨降らしてきた?」
主人公
「そして、ご自分はどれくらいの死骸をあとに残してきたのかしら、バルサザール?」
バルサザール
「君同様だとも、<主人公>。我々はそこにいるだけで死をもたらす…避けられないことだ。それが運命なんだ。我々の罪ではない、我々は父の汚れた血の奴隷なんだ」
「そして君が強力になるに従い、<主人公>、君が残す破壊の爪痕もまた大きなものとなる。王国は滅び、フェイルーンの河は血とともに流れることになるだろう」
主人公
「あなたは将来その可能性があるからってだけで私を罰するの?それは正義じゃないわ」
バルサザール
「これ以上の会話は無意味だ、<主人公>。私はすべきことをしなければならない。君の死は必要なことだ、バールの子よ」
ラサード
「このことを穏便に解決する方法は他にないものですか、バルサザール?」
バルサザール
「その段階はとうに過ぎた。戦いに備えたまえ!」


*バルサザールは強敵で、とりどりの独特な戦法を使ってくるが、魔法での防御や攻撃はドラコニスやアバジガルほどではないからそこまで手に負えないことはない、と思う。むしろ、修道院の正門にいる(正面突破して侵入したなら別として)番人のモンクたちとかに注意かも。彼らには即死攻撃があるので、バルサザールにグレーター・マリソンを唱えられた後でうかつに相手にしたりすると、目も当てられないことに…

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