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BG2, SoA, 主人公とエドウィンの会話①、無礼者を誅殺せよ

<ドック地区にて。シャドウシーフ・ギルドの首領リーナル・ブラッドスカルプからのクエストの一部。頭領株のメイヴァルが謀反を企んでいると聞いたリーナルは、主人公をスパイとしてメイヴァルの元に派遣する。メイヴァルは客人の魔術師エドウィン*を介して、主人公にギルド入りの試験を受けさせる>

エドウィン
「よく来た。私はエドウィン・オデッセイロン。お前たちサルどもには舌が回りかねると思うなら、そう…単に”御主人”と呼ぶがいい」
主人公
「あなたがさせたい仕事があれば受けるように、それをギルド入りの試験代わりにするとメイヴァルに言われたの」
エドウィン
「聞け。私の魔術師としての技量のほどがカウルド・ウィザード*の目を引いたらしい。奴らは妬ましく思ったに相違ないが、そこで取った行動が適切でない」
「奴らは私の挙動を探らせるためスパイを派遣したのだ。私はそれが気に入らない。このような非礼はスパイの抹殺をもって罰してやらねばならぬ」
「レイック・ゲスラスというのがそやつの名だ。ドック地区の西側の壁沿い、フェンスに隔てられた灰色の三階建てがやつの住まいだ。やつが在宅なら門が開いているだろう」
「レイック・ゲスラスを見つけたら、殺せ。その前に質問するのもよかろう。カウルド・ウィザードの内部情報は何であれ役に立つ。少々痛めつければ口を割るだろう」
主人公
「殺す?痛めつける?私たちそんな真似はしたいと思わないわ」
エドウィン
「妙だな。お前の出自を聞かされたら、何でもできるはずと思うところだが(チッ、ただ言われた通りにやればいいものを)」
主人公
「心配いらない。やることはやるから。本当はやりたくないとだけ知っておいてほしかったの」
エドウィン
「よろしい。ではグズグズせず、とっととかかれ!(やれやれ、こいつらナマケモノどもをその気にさせるのは重労働だわい)」
エアリー
「わたしたち…わたしたち、ただ誰かを殺すためだけに出かけるの?そうしろと命令されたってだけで?これは…これはよくない気がするわ、<主人公>。わたしたち、ほんとにこんなことしなきゃいけないの?」
ケルドーン
「こんな暗殺者の役目は嫌だな、<主人公>。もっとも、カウルド・ウィザードは罪のない連中だなんて言ったら、とんだお人好しになろうがね。仕事にかかろうじゃないか、あんたがそうすると決めたんなら」


*エドウィンはバルダーズゲート1にも登場するイービルのメイジ。このクエストが終わると、1同様仲間にすることが可能になる。
*カウルド・ウィザードは大都市アスカトラを仕切っている魔術師の組織。組織員以外の魔法の使用を禁じていて、許可されるには大金を積まないといけないという、なかなか横暴な組織。

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