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BG2, SoA, タロスの僧とミランダの会話、認知詐欺失敗

<テンプル地区、タロス寺院の前にて>

ミランダ
「そこのあなた!あなたはニアカスじゃありません?タロス*の僧侶の?」
ニアカス
「え?…そう…そうです、私ですが、なぜお聞きになるのですか?」
ミランダ
「あなたは私を覚えてませんの?私たち、ずっと昔、一夜を共にしたことがありますのよ。そしてこの、ここにいるのがあなたの娘なの。ラニー、お父さまにご挨拶して」
ラニー
「こにちわ、おとうさん」
ニアカス
「げっ!あの…確かなんですか?つまり、…私は何も覚えていないので…」
ミランダ
「あの晩、あなたはすっかり酔っ払っていましたわ、ニアカス。あなたにあの時の記憶がないからといって、私を嘘つきだと責めないで」
ニアカス
「わ…わかりました。はっきり言って、あなたはどうしてほしいのですか?」
ミランダ
「私はあなたに子供の責任を取っていただきたいの、愚かなお方」
ラニー
「(ハァ〜)ママ、あたし、このパパはきらい。前見たパパたちのほうがすき」
ミランダ
「シッ、黙って!」
ニアカス
「何ですと?!」
ミランダ
「ホホホ…あの、何でもありませんの、ニアカス。ちょっとした間違いですわ、たぶん、私のほうの。どうかお許しになって(面倒なことをしてくれて、この娘は!)」
ニアカス
「わかりました。タロスの御加護があなたにありますように。では、これで、…その…ご機嫌よう」


*タロスは嵐と破壊の神、一般には暴神として恐れられている。神官には酒好きなど不埒な者もいる。

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