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BG2, ToB, 第8章、?ゴライオン?と主人公の対話3、幻影の看破

***2の続き。前半はロマンス相手(ここではラサード)への非難がまだ続くので、自力で見たい人はネタバレ注意!***





<ミールの森にて。2の続き>

ファヒード
「私はお前の手にかかって死んだわけではない。が、私をイフリータム闘技場に追いやったのはまさしくお前だ。私にはその道しか残されていなかったのだ」
ラサード
「いえ、それは真実ではありません。私はー」
ファヒード
「それから、お前はガマズを闇に落ちるにまかせた*。あれが一番お前を必要としていた時に、お前はあれを見捨てたんだ。お前があれを殺したんだぞ、ラサード。間違いなく。お前が私を殺したのと同じように」
ラサード
「なぜそんなひどいことを私に言えるんです?」
ファヒード
「お前が我々二人を殺したんだ。お前は死ぬまで自分の弱さに取り憑かれているだろう。シャール女神の影がお前を覆い、お前が彼女に身をゆだねない限り*。私にはわかっている」
ラサード
「お願いです、父さん、お願いですー私はできる限りのことをしたのです!」
ファヒード
「それでは足りなかった」
主人公
「あいつの言うことに耳を貸さないで、ラサード。あいつは本物じゃない。幻影よ」
ゴライオン
「私はそなたが予言*を実現させる者になることを許さぬぞ!私は許さぬ、<主人公>!そうなる前にそなたを殺す!」
<PTメンバー、全員一時的に倒れる>*
ゴライオン
「そなたは予言を実現させる者になってはならぬ、我が子よ!私に敬意を表し、そなたの生命を捨てるのだ!」
主人公
「決して!お前たちは私の頭のなかでしゃべってる。私にはわかるわ!これは作りごとよ!」
ゴライオン
「くううぅぅ、貴様の力は強すぎる!ずる賢い神の子め!貴様を殺して魂をご馳走になってくれよう!」
<正体を現して襲ってくる>


*父親の死後ガマズ&ラサードの兄弟は、物乞いやスリで命をつないでいたが、その後サンソウルの僧院に引き取られた。そこで兄弟は非常に優秀なモンクに育ったが、ある事件で、ラサードは誰かに襲われて重症で倒れている市民と、逃げた犯人を追った兄ガマズと、どちらのそばにつくべきかに迷い、前者を取った。その結果ガマズは犯人一味の逆襲にあって重症を負い、そこをアローゴス(彼についてはここを参照)という邪宗のリーダーに救われ説得されて、邪宗の一味になってしまう。ラサードはガマズは死んだものと思っていたが、命を狙われたことから真実を知り、何とか兄を正道に返そうとしたが叶わず、とうとう手にかけることになってしまった。
*シャールは闇と喪失の女神。上記の邪宗(ダークムーン)の信仰対象。これを持ち出す時点でこのニセ父親の素性が知れるが、動揺のあまり気づかないのがラサードらしいところ。
*古えの賢人アラウンドーによる「バールの子供らが争ってこの世は大いに乱れるだろう」という予言。主人公はバールの有力な子の1人。
*原文にあるのはラサードとエルダリスの死亡時のセリフ。セリフはないキャラとあるキャラがある。

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