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BG2, SoA, 第4章、大司祭セニティリと隊長とPTの会話

<難破したPTが目を覚ますと、そこは半魚人の都市。寺院らしき場所で2人の半魚人(サハギン)が会話しているがまったく理解できない。すると司祭らしいサハギンが何かの呪文を唱え、とPTにもサハギン語がわかるようになった>

フィーランティース隊長
「では、こいつらにはもう我らの言葉がわかるのですか、大司祭どの?わからねば困ります!王がお待ちかねなのですから!」
大司祭セニティリ
「わかっていますよ、フィーランティース。そう、わたくしはセコラにお願いして、この者らに我らの言葉を解す力を授けていただきました」
フィーランティース隊長
「では…こいつにはわかるのですな、大司祭どの?こいつは…危険ですかな?首枷をはめた方がよいですか?」
大司祭セニティリ
「地上人の性格はさまざまです、フィーランティース。しかし、この者らは非常に知性的です。そなたはもちろん、直接この者らに話しかけて大丈夫ですよ」
エルダリス(PTの一員、バード)
「では、まず我々がここに来ることになった理由をぜひ話していただきたい、見慣れぬ者たちよ。それから忠告しておくが、君からであれ誰からであれ、この僕はもう二度と首枷をされる気はないからね」
大司祭セニティリ
「失礼しました。フィーランティース隊長は”鮫の父の寺院”の守備役としてよく務めてくれるのですが、そなた達の種族と接した経験がほとんどないものですから」
「先だっての散々な体験のあと、こんな所にいるのを見たら、動揺もするでしょうね。が、気を確かに持たねばなりません、柔肌の者らよ。そなたらの旅路にはまだ困難があるのですから」
フィーランティース隊長
「大司祭どの、我々は地上人どもを王の御前に連れて行かねばなりません!御命令なのです!」
大司祭セニティリ
「そのうちにね、フィーランティース。まずこの者らに自分たちの置かれた立場とここに運ばれた理由を呑み込むだけの余裕を与えておやりなさい。さもなければ、自暴自棄になって敵対してくるかもしれませんよ」
フィーランティース隊長
「それは…それはいけません、絶対…」
大司祭セニティリ
「まことに。セコラがこの者らのことを仰せられたからには、この者らを宴席の馳走として扱うのはよくありません。よくもてなしてやるがいいでしょう」
「そなたらに自己紹介しておきましょう。わたくしはセニティリ、セコラの寺院の王室大司祭です。そして、そなたらがいるのは”水洞の都”、我らの最も古い都市のひとつです」
ケルドーン(PTの一員、パラディン)
「セコラか。この”神”について以前読んだことがある。<鮫の父>にして、冷酷かつ慈悲をまったく持ち合わせぬと。ここの者らはみなその一族ということか。我々はおそらくやつらの道具にされ、それが終われば…食事にされるのかもしれん」

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