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BG2, ToB, 第9章、センダイと部下の会話、バールの子の襲来

<センダイの領地にて。主人公一行はサラドゥーシュの街を壊滅させたヤガ−シュラの同士と言われるセンダイ*の砦に攻め込んだ。侵略者の正体を知らないセンダイは、最初は簡単に撃退できると考えていたが…>

守衛隊長
「ご主人様!計画は失敗しました…奴隷どもは皆殺しにされ、侵略者はなお前進を続けております!」
センダイ
「皆殺し?しかも侵略者は死んでおらぬと?あり得ぬこと!」
隊長
「しかし本当でございます、ご主人様。あ、あと…申しわけございません、ご主人様、その…実は…」
センダイ
「生命が惜しければ吃っておらずさっさと言うがいい!」
隊長
「侵入者は、バ…バールの子だと判明しました!我々を襲撃しているのはゴライオン*の養子です!」
センダイ
「まさか!なぜ直ちにそれを伝えなかった?何としてもやつを阻止せねば!」
隊長
「は、は、はい、ご主人様。ご、ご命令は?」
センダイ
「このバールの子はそなたごとき能なしの手に負えるようなしろものではない、隊長!そなたはもう用なしだ!」
<隊長、その場で殺される>
センダイ
「ディアイサ、我が司祭よ…この侵入者を倒せ。ゴライオンの養子をこの部屋まで来させてはならぬ!」
ディアイサ
「かしこまりました、ご主人様。ご命令通りにいたします」
センダイ
「この侵入者の力を侮ってはならぬ!いかなる犠牲を払ってもやつらを食い止めよ!もし失敗すれば、そなたも不幸な隊長と同じ運命を辿ることになろうぞ!」
ディアイサ
「無論です、センダイ様。わたくしはあなた様のドロウ軍すべてを敵どもに向けて解き放ちましょう」


*ドロウ(ダークエルフ)の女性で、ヤガ−シュラと同じくバールの子。
*孤児の主人公を育てた義父。強力な魔術師だった。

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