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BG2, SoA, イモエンとラサードの対話、育った場所

イモエン
「あなたにとってどうだった、ラサード?サン・ソウル*の教団で育ったというのは?」
ラサード
「楽だったとは言いませんが、でも、よい生活でした。私たちはー私は、教団に引き取られて本当に幸運でした。カリムポート*の路上に置かれたままでいたら、今ごろは死んでいたに違いありません」
イモエン
「きっといい時を過ごせたのね。<主人公>とあたしはキャンドルキープ*で育てられたわ。外から訪れるぶんにはいいけど、そこで育てられたのは残念だったわ」
ラサード
「<主人公>にゴライオンのことは聞きました。あんな人に育ててもらえて幸運でしたよ」
イモエン
「たぶんね。でも、どこか別の場所で育ててもらいたかったわ。どこかもっと面白い場所で、どこかカリムポートみたいな所で」
ラサード
「カリムポートの都にはたしかに驚くべきものがありますが、楽しいことばかりではありません。それは断言できます」
主人公(名前は話相手に最接近してるキャラ)
「それに、キャンドルキープだってイモエンがあなたに思わせたがってるほど退屈な所なんかじゃなかったわ」
イモエン
「それはあなたがいたからでしょ。私たち二人で面白おかしくやってたもん」
主人公
「それは確かにそうね」


*光で闇を払うことを信条とする教団。ラサードとその兄は幼い頃いっしょにその教団に引き取られて成長したが、兄はその後邪教に転向して死亡した。ラサードが次のセリフで「私たちはー私は」と言い直してるのはそのため。
*アムンに近いカリムシャンという国の首都。魔神ジンがいたりして、アラビア風の雑然とした活気ある都市だが、闘技奴隷なども存在して無法の一面も。幼くして両親を失ったラサードは兄と共にここでストリート・チルドレンの生活を送っていた。
*大図書館を擁する要塞的な都市。中はのどかな片田舎で、修道士や勉強に来る人が多く、小さな子供はほとんどいない。孤児の主人公とイモエンはここで賢人ゴライオンに育てられた。

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