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BG2, SoA, エアリーとエルダリスの対話、ロマンス#4(2)、芝居の稽古

<(1)の続き>

エルダリス
「チューチュー、チューチュー?このバードの耳に聞こえるのはネズミの鳴き声?君はもっと上手にできるはずだよ、小鳩さん…」
エアリー
『お、お待ちください、主よ!わたくしは…さ、裁かれ…たくなど…ございませぬー』
エルダリス
「そりゃ何だい?君は喋ってるのかね、小鳩さん?耳を澄ませないと聞こえやしない…」
エアリー
「そんなら口を挟まないでよ!」
エルダリス
「そんなら喋るんだな、お嬢さん!私は神々の王だぞ!何か私に言いたいことがあったんじゃないのかね、ええ?!」
エアリー
『お待ちください、主よ!わたくしは裁かれたくなどございませぬ、もっとも卑しき同胞の手によってでも、わが王の裁きの手によってでも!わたくしは沈黙などいたしませぬ!わたくしはテルシス!わたくしの声こそ聞かれるべきもの!』
エルダリス
「ブラヴォー、小鳩さん!雷霆さながらの轟き声が、かくも愛らしい体から出てくるとは、まったく素晴らしい謎ってもんだよ。ブラヴォー!」
エアリー
「わ…私、ちゃんとやれたのね、でしょ?あ、ありがとう、エルダリス!素晴らしい…素晴らしい感触だったわ!」


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