Yuさん@番記者

元大手新聞記者。30代。事件事故とプロスポーツ取材の経験が豊富です。メディア業界の裏側…

Yuさん@番記者

元大手新聞記者。30代。事件事故とプロスポーツ取材の経験が豊富です。メディア業界の裏側を暴露しつつ、記者・編集者を志す人に向けた記事を配信していきます。プロ野球ファン必見の業界の裏話もどんどん書きます。独自情報は不要な拡散防止のため一部有料です。Twitter@kishanote

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  • 元全国紙記者が明かす!ニュースの現場の裏話

    元全国紙記者、現webメディア編集者がニュースの現場の裏話を明かします。最強の記者集団から最新のweb媒体へと移った番記者だからこそわかる、業界の良し悪しを読み応えあるテキストでお届けします。

  • 元巨人軍番記者が明かす!プロ野球のウラバナシ

    元巨人担当の番記者が、当時は決して書けなかったプロ野球のウラバナシをリアルに綴ります。「こんなことが知りたい」「あれってどうなっているの?」という話がありましたら、コメントかTwitter(@kishanote)までお願いします。

最近の記事

稀勢の里の姿から考える、スポーツ選手の理想の引き際

横綱稀勢の里が引退しました。左腕の筋断裂という大怪我の影響で、横綱昇進後は36勝36敗98休。「史上最弱の横綱」との悪評はもちろん本人の耳にも届いていたはずですが、それでもなお、土俵に上がり続けました。ファンとしてはこれ以上痛々しい姿は目にしたくなかったので、「やっと引退したか」という感想が大半ではないでしょうか。 引退会見では「一片の悔いなし」と言い切った稀勢の里ですが、これは表面上でしょう。横綱としての地位や名誉がズタボロになっても現役にこだわり続けたのですから、「必ず

    • 巨人がなぜ長野を放出したのか考えてみた

      巨人ファンにとってこんなにも辛いオフシーズンは初めてではないでしょうか?昨年の内海放出のときに書いたnote『「内海放出は巨人崩壊の決定打」と言える3つの根拠』はお陰様で大きな反響がありました。今度は長野です。これだけの功労者をあっさりと放出する球団に愛想を尽かしたファンも少なくないでしょう。 で、今回の長野放出についてですが、結論から言うと、個人的には「100%悪い手だとは言い切れない」というのが本音です。(熱烈なファンからはまたバッシングが来そうですが・・) 先にお断

      • 「内海放出は巨人崩壊の決定打」と言える3つの根拠

        球界に衝撃が走りました。巨人・内海哲也投手がFAの人的補償で西武に移籍することになりました。 ファンの間では、そもそもFAで炭谷銀仁朗捕手を獲得すること自体に疑問が出ていたので、「内海と炭谷のトレードだとしても、西武が得する」とすら言われています。長年巨人を支え、人気選手でもある元エースの放出は、巨人にとっても大きな痛手となるはずです。 もちろん有望な若手を持っていかれることも辛いのですが、今回内海という大きな柱を失ったことは、チームを崩壊させる決定打になると私は思います

        • そろそろ人的補償の明確なルールを作らないか?

          先日、自由契約となっていた上原浩治投手が巨人と再契約を結びました。ここで話題となったのが、「巨人は"プロテクト外し"のために上原を自由契約にしたのではないか」という疑惑です。 【参考】「巨人・上原 スピード再契約の波紋 プロテクト外し説」(東スポ) ご存知の方も多いかと思いますが、経緯を念の為簡単に説明しますと、巨人は今オフ、FAで広島から丸、西武から炭谷を獲得しました。いずれも人的補償が発生するため、巨人は両球団に対して28人のプロテクトリストを提出しなければなりません

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        • 元全国紙記者が明かす!ニュースの現場の裏話
          8本
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          8本

        記事

          プロ野球選手の直筆サインを高確率でもらう方法

          プロ野球ファンなら誰しも選手の直筆サインが欲しいと願うものです。知り合いに球団関係者がいれば話は別ですが、基本的には自分の力で選手と接点を見つけ、お願いして書いてもらう以外に方法はありません。 プロ野球の担当記者をしていると選手と毎日顔を合わせるので感覚が麻痺しますが、やはり彼らは野球ファンにとってのヒーローです。老若男女問わず、熱心なファンは全国津々浦々に選手を追いかけています。あまりに熱心だと番記者の顔まで覚えてしまうわけですから、我々もその行動力には本当に脱帽します。

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          プロ野球選手の直筆サインを高確率でもらう方法

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          【サンスポ】オリックス西の移籍「飛ばし報道」、もう止めませんか?

          今回は具体的に名前を挙げてしまいますが。。 サンスポがオリックス・西勇輝のFA移籍について、飛ばしに飛ばしまくっています。 初報がこちら、11月28日の記事。「西、阪神入り決断!」と大々的に報じています。 しかし当日の朝、西は自らのブログでこの報道について全否定しています。 これを受けたサンスポの続報記事があまりにも見苦しい。 「阪神入りを決断している西」なんて書き方、よくできると思いませんか?本人否定しているんですよ? これ、サンスポというか、弱小新聞社がよくやる

          【サンスポ】オリックス西の移籍「飛ばし報道」、もう止めませんか?

          契約更改のウラバナシ。年俸の「推定金額」はほぼ間違っている!

          プロ野球はオフシーズンを迎え、各選手の契約更改が本格化してきました。契約更改は基本的には若手や二軍選手からスタートし、「大物」は後半の方で契約を済ませます。先日、日ハムの清宮がプロ初の契約更改を済ませました。 オリックスを自由契約になった金子千尋のような例は珍しいですが、球団の提示した条件に納得がいかない選手は「保留」をし、交渉が年をまたぐことも珍しくありません。場合によっては2月1日のキャンプインに間に合わず、自費参加となるケースもあります。今回は、そんな「契約更改」にま

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          契約更改のウラバナシ。年俸の「推定金額」はほぼ間違っている!

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          記者投票は、めちゃくちゃいい加減!MVP、ベストナイン、GG賞に価値はない!

          シーズンオフの楽しみの1つが表彰です。セ・パ両リーグのMVPと新人王、ベストナイン、ゴールデングラブ賞は、選手にとって最も栄えあるタイトルです。 GG賞は先日発表になりました。 <セリーグ>【投手】 有資格者31名 菅野智之(巨人) 3年連続3度目 得票数:69票 【捕手】有資格者6名 梅野隆太郎(阪神) 初受賞 得票数:163票 【一塁手】有資格者5名 ロペス(DeNA) 3年連続4度目 得票数:74票 【二塁手】有資格者5名 菊池涼介(広島) 6年連続6度目 得票数:

          記者投票は、めちゃくちゃいい加減!MVP、ベストナイン、GG賞に価値はない!

          なぜプロ野球選手はFAで巨人に行きたがるのか?

          今年もストーブリーグに入り、FA戦線が本格化してきました。国内での注目は広島・丸、西武・浅村、炭谷、オリックス・西あたりの動向でしょうか(2018年11月9日現在)。メジャーでは岩隈の去就に注目が集まり、トライアウト組では阪神・西岡やヤクルト・成瀬、巨人・中井あたりの有名所が次の所属先を探しています。 FAと言えば、常に中心にいるのが巨人です。最近はソフトバンクや楽天あたりも積極的にFA戦線に参戦していますが、今年も丸や炭谷への巨額な準備金が報じられるなど、補強に余念があり

          なぜプロ野球選手はFAで巨人に行きたがるのか?

          【討論】今の時代に新聞は必要か?

          ニューズピックスでこんな記事を見つけました。 「18歳の5割は新聞を読まず、将来的な購読の意志もなし」 体感的にはもっと少ないと思います。20代を含めても1割弱だと思います。 新聞に限らず、若者の紙離れはもはや議論の対象にもならないほど周知の事実です。この先紙の新聞の購読者数はますます減るでしょう。 私自身が当事者でしたから分かりますが、新聞社内にはもちろん危機感もありますし、なんとかweb領域でも生き残ろうと四苦八苦しています。でも新聞離れは止められない。その理由は

          【討論】今の時代に新聞は必要か?

          夜討ち、朝駆け取材は必要か?

          #取材 #新聞 #記者 皆さん、一度くらいは「夜討ち、朝駆け」という単語を聞いたことがあるでしょう。文字通り取材対象者の自宅近辺で帰り際や通勤時に単独取材を仕掛ける、きちんとした媒体の記者であれば誰しもが経験したことのある取材手法です。 古典的であまりにも効率の悪いこの取材手法ですが、現代でも変わらず行われています。なぜこのような取材手法が必要なのかというと、極秘情報を引き出すために「非公開で」情報源とサシになるためです。警察や検察、政治家、官僚といった機密情報を保持して

          夜討ち、朝駆け取材は必要か?

          読者にとってのスクープとは何か?

          新聞やテレビ、雑誌などの記者が一番欲しいもの。それは「スクープ」です。一般的には「特ダネ」、業界的には「独材」なんて呼んだりもしますが、要は他社が報じていないニュースを先駆けて一社のみが報じることです。「スクープ」が多ければ多いほどその媒体の価値が高まるとされ、担当した記者は大いに褒められます。社内で表彰を受けることもありますし、特別報奨として金品が貰えたりもします。 筆者も新聞記者時代、いわゆる「特ダネ記者」として鳴らしたこともありました(本当です!)。ある事件をスクープ

          読者にとってのスクープとは何か?

          きょうからスタート

          はじめまして。「番記者」と言います。30代の元大手新聞記者です。今はITベンチャーに移り、WEBメディアの立ち上げプロジェクトのど真ん中にいます。 「新聞」なんて時代遅れの甚だしいメディアに10年近くも浸かっていたもので、noteの存在を知ったのも最近です。記者時代はブログはおろかSNSで個人的な意見を発することすら禁止されていたので(記者の公式アカウントは別)、個人的なブログなんてもちろん初めて書きます。 なぜブログを始めようと思ったのか? 理由は単純で、「今のマスコ

          きょうからスタート