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なぜ日本人は桜が好きなのか

自分のnoteの記事を見て日本の批判のような物が多いなと感じる今日この頃。でも今日は違いますよ!

皆さんはなんの花が好きですか?と聞かれたらなんと答えるでしょうか?
様々な花を選ぶと思いますが、統計上は『桜』だそうです。

しかしなぜ日本人は桜が好きなんでしょうか?

今日はそこについて考察してみました。考察してみると日本人を好きになることができました。皆さんも考えてみてください。

桜という花の特徴

桜というのは主に日本、中国、アメリカ、カナダに生息している植物です。
鮮やかな薄ピンク色で満開の桜並木道はすごく感動的ですよね。

日本以上に桜を特別視する国はなく、今でこそ日本への観光客が増え、桜の魅力は世界中に伝わっていきました。

桜というのは満開で咲いている期間が少なく満開になる前に散るものもあれば最後まで咲き誇り散っていく花びらもあります。

そこに日本人が好む理由があると思いました。

昔ながらの日本人の美学

日本人は昔から『潔く散る』ということに美学を感じる国民性です。

武士の時代から自分の誇りを捨てるくらいなら潔く散るという潔さ。そこに日本人の美しさを感じます。

では最近の国民性はどうでしょうか?

生きるということは尊いことであり、大事にしなければならないものと言ったところでしょうか。確かに大事な考え方ですね。

しかしその考え方が日本に広まったのは大東亜戦争以降、GHQが参入してからではないでしょうか。そこから日本の昔からある武士道というものが廃止されました。他にも今では当たり前になった筋肉をたくさんつければいいという考えもここからです。実際、日本人の体には全身に筋肉をつけることは不向きだと言われています。

日本人と桜の共通点

では本題、なぜ日本人は桜が好きなのか。それはズバリ
『儚く潔く散る美学』であると思います。

桜にまつわる俳句でGHQ参入前に日本人の心に残っていた物があります。
『散る桜 残る桜も 散る桜』

これは江戸時代の曹洞宗の僧侶である良寛和尚の辞世の句と言われています。意味はどんなに美しく咲く桜もいつかは散る、そのことを心得ておくこと。という意味です。

日本人というのは死に対して考え方が独特です。死というのは肉体の消失であり、魂や意志は残り続けるというもの。

戦争の話を聞くとよくわかります。『靖国で会おう』という言葉はまさにこの考え方ではないでしょうか。

日本の歴史というのはまさに革命と暗殺の歴史です。いつ自分が死ぬかわからない、だからこそいつ死んでもいいように毎日を思いっきり生きる。そして死ぬときは潔く散り、魂や意志は後の世に残すという考え方。

まさに桜の一生と同じですね。満開でいる期間は短く、次に咲く桜のために散るときは潔く散りどこか儚さを感じる。そのような共感が日本人が桜を好む理由なんではないかと思います。

終わりに

いかがだったでしょうか。

今の世の中はとても生きやすく素晴らしい世の中だと思います。
しかしその安心感のせいか、自分の人生における満開の時期を作ることなく保守的になってしまっているところがあるようにも感じます。

自ら死ぬようなリスクを背負うことはありませんが、自分の人生において満開のようなチャレンジをすることは大事だと思います。このままでは満開になることなく散ってしまいます。

皆さんの満開はいつですか?

もしまだないならここから目指していきましょう。時間は誰にも平等に有限です。皆さんの満開が色鮮やかな物であることを祈ります。


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