友人が宗教に入って、離れてゆくというきのうの続きの話。

宗教に傾向しても、その時は考えがおかしくなって人は離れてゆくが、目が覚めたあとまた元に戻る。そういう人の方がおおいと最近思うようになってます。まあ、戻らない人もいますが。投資とかそっち方面も。知り合いでけっこう多かったのは、洗剤を売るねずみ講。やってるときは気付かない。その時、友人がいなくなるけど、みんな元に戻ってる。やくざまがいのやばい商売などはいなくなる率が高いかもですが、、

きのうの友人が入った宗教がオームだったという話。きのうしましたが、きょうはそれに関連したはなし。

友人が寮に入って修行すると出て行ってから、一週間後と、一か月後くらいに二度手紙を出してみた。なんとなく気になってたから。そこまではきのう話しました。

その後は便りが無いのはよい便りくらいに思ってた。きっと夢中でやりたかったことにのめりこんでるんだろう。しかし、やはりなんとなく気になっていた。年賀状もこないし、盆正月にも帰ってこなくなった。

一年くらいたった頃かな。変な夢を見た。電話がかかってくる。友人だった。

「僕はとんでもないことをしてしまった。インロックしてしまった。鍵持ってきてくれないか？」
「車かな？どこにいるの？」
「前に教えた住所」おいおい連絡もしてこないのに、困ったときだけ助けてくれか。と思ったが、すぐ行くことに、、ここからは夢なのですごいスピードで、わたしは走り始める。エイトマンのように新幹線の線路を。それが近道だと思ったのだ。

まもなくいいあんばいに上りのこだまが通過する。わたしは飛び乗ってパンタグラフにしがみついて行く。さすが夢だ、すぐついた。

ついたがよくわからない。降りたところは隣町らしい。すぐそばまで来てるみたいだが、方角が分からない。人に聞いてみようとするが、いなかで閑散としてる。江戸時代みたいだ。女が着物を着てる。聞いてみた。

「○○はどっちですか？」
「○○へ行くだかね？あんな恐ろしげなところ。やめときなさい。帰れなくなるよ、くわばらくわばら」
と言うと戸を閉めて家に入ってしまった。

そうこう時間がたってもう日が暮れてくる。なんとなく闇が近い。わたしもこわくなってきて来た道を帰ろうか。しかし友人にあわなければと、そこから出る最終の鈍行に乗るのが怖くて見送っているところで目が覚めた。

友人には会えず、約束は果たせない。とんでもないことをしてしまった。と言った言葉がずっと気になっていた。どんな意味なのだろう？

その後に友人が入ったところがオームだと分かったので、夢が友人からの何か、メッセージだとしたら。わたしは怖くなった。

それからテレビ、ニュースに友人の名前が出ないか、とても気にしてみていたが、友人は幹部クラスにはいないようだった。ニュースに流れる道場の動画などに映りこんでないか気にしてチェックしていたが、見たことはなかった。友人は今どこにいるんだろう？生きてるんだろうか？オーム事件が取り上げられているとき、そのことがずっと気になっていた。

あの夢を見たあと、わたしはどうすればよかったのか。考えても多分、できることは何もなかったと思う。いまも音信不通です。

こんなことを書くのはどうかとも思ったが、もし知ってる人がいたら安否を知りたいとも思う。そのきっかけになればと思う。今も組織にいるなら知らないほうがいいのかもしれないのですが、、