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A3! 新生春組第7回公演「奇術師たちの純愛」感想

A3の奇術師シナリオを今さら読みました。
各ミックス講演の話も混ぜながら感想。

A3は各組の公演シナリオごとに新しい見せ方考えて出してくるところ、ゲーム運営目線で本当にすごと思ってしまう。
今回の公演で言うと、各メンバーの愛とは、の見せ方ですね。
秋組のポートレイトとかボーイフッドコラージュがいい例。アドベンチャーパートでまだまだいろんなこと、可能性で物語見せられるんだよ!っていう攻めの姿勢を感じて好きです。

シナリオ感想
真澄の「監督を失った時に、舞台への気持ちはどうなるんだろう」っていう自問自答自体が、真澄の舞台への気持ちを物語ってましたね。
真澄、ACT1の公演に比べて成長してるな・・・という親目線でした。
春組メンバー各々の「愛」への向きあい方が見れてとっても良いシナリオでしたね。
まほやく(魔法使いの約束)のように、「恋愛要素はないです」って振り切っていないので各キャラの昔の恋愛とかを垣間見ることができないのが少し残念。
でもそれはそれで妄想が捗りますね。
綴と至は昔、絶対、好きな人もしくは彼女となんかあったでしょこれ。
その辺私の代わりに本人たちに詳しく聞いてよカズナリミヨシ~~~~~

千景について
あと、ScarletMirrorでエイプリル&ディセンバーまわりが片付いたのも、千景が今回助演になる上でわりと大きかったのではないでしょうか。
千景はオーガスト大好きですもんね・・・。
女周りの話はハニートラップ避けるためにも、組織時代は絶ってそうですし。
マジックを真澄に教える、とか、もうちょっと前からの流れだと天馬の家庭教師とか、そういう部分で千景がACT2初期から比べてMANKAI寮の「家族」になっていってるのが本当に嬉しいです。
良かったね、というこれまた親目線になってしまう・・・。

ちょっと脱線してミックス公演の話。
千景の話には密がつきもの、密の話には千景がつきものですが、千景⇔密、十座⇔九門の対比をミックス講演で持ってきたのは、シナリオライター上手いなあ、って目から鱗ぼろぼろ落ちてきました。
陰陽師公演も、東さんが公演前に言った「様々な事情で思い通りに子供時代を過ごせなかった組」っていうのが刺さって、机にしばらく突っ伏してました。
まあ、この間の柿原さんと日野さんのブルラジ聞いたらそんなシリアス吹っ飛んじゃうんですけどね!最高だった!!!(2020年7月のブルラジMCは東さん役の柿原徹也さんと、ガイ役の日野聡さんでした)

話は戻って千景の心境の変化について。
どこまでも人の面倒を見る星の元に生まれてそうな千景が、この段階で真澄に監督誘拐の真実を話すのは結構意外でした。
あれは墓に持って行くものだとばかり思っていたよ。
それに対してさらっと「なんとなく察してた」と返す真澄も気も座ってるなあと思いました。
ACT1の太一の件の時といい、MANKAI寮のみんなは仏か何かです?
霞さんの話と自分を重ねて、千景が「家族」のために芝居を大切にしようと思えたのなら、それはオーガストが一番望んでいたことなんじゃないでしょうか。
千景も密も、組織時代は「自分のためになにかをしたい」という願望を抱く前に、まず生きるためにがむしゃらに目の前の任務をこなさないといけない時期だったんだと考えてます。
それがいつの間にか「生きるため」から「家族のため」に変わって、その「家族」の輪がどんどん広がって大切なかけがえないものが増えて行って、今、すごく幸せな気持ちだったらいいな、と。
本人たちは口には出さなさそうですね。
もしかしたら気付いているかも怪しい・・・。
千景にとって愛は「失われないもの」だから、どこまでもその対象と量は増えて行くといいですね。

真澄について
「常に、毎日が、一世一代の告白」って聞いて、ああ、真澄がいづみちゃんと幸せになる世界線が来たらいいなと、わりと本気ではじめて思いました。
さらに言えば、真澄の口から「もし監督が他の人と結ばれたら」っていう言葉が出てくるのがすごい成長じゃないかと。
芝居への気持ちが変わってきている証拠だし、それはミックス公演を経験したことも大きかったんじゃないでしょうか。
ランウェイはそこまで芝居バカの比率は多くなかったと思いますが、他の団員の話を聞くこともあっただろうし、なにより綴が丞と同組でミックス公演やってましたしね。
万里と真澄は何でもこなせてしまうけど、その分芝居への熱量を、万里は十座に引っ張られる形で、真澄は監督への愛で補っているのかなと。
だから監督への愛がなくなったら芝居への気持ちはどこへ行くのか、っていう問いに、今回厳密には答えは出していないんですが、「監督のため」に芝居をしようと思えたのなら、まだ真澄は若いしそういう短期的な熱い目標に向かっていくのってすごくいいんじゃないかなって妙に納得してしまった部分でした。
真澄はまだ何にでもなれる、可能性がたくさんあります。
その辺のもどかしさをいづみちゃんは感じているのかもしれませんが、本人が短期だとしても目標を持てているなら個人的には全然OKだと思いますし共感します。
そういう生き方もあるよね。
明日弁護士になりたいと思ったら死ぬ気で勉強したら真澄ならなれると思いますし。
だからこそ今のいちばんの願い、監督と結ばれること が叶うといいなあと心から思ったのでした。

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