通信制高校に就いて
天誅、通信制高校卒なんです。
北関東にある私立通信制高校に籍を置いて、都内のサポート校に通うという方法で卒業した。
サポート校って校則という校則も無く(法律さえ守っていればオッケー)で、制服もあるのだが登校時の服装は自由。
なんなら登校時間も自由なので、自分のペースで登校してレポート作成して月2回のスクーリングに出席してすればオッケーという言葉にするとすごく簡単に卒業できそうなニュアンスだが、自由が多すぎるというのもなかなか大変である。
まず、卒業に欠かせないレポートの提出。勿論提出期限というものがあるのだが、その時に自分が取得している単位数で人によってレポートの枚数が変わってくる。天誅は少し特殊だったので、レポートの枚数が多かった。
これから通信制高校への入学を考えている人でレポートって何?と思われる人もいるだろう。天誅もそうだった。
簡単に言えば問題集のようなものが一教科一枚のプリントになっているので、そこを自分で教科書見ながら埋めていく。自主学習的なものなのだけれど、サポート校に毎日登校すればレポートに添った授業をしてくれるので登校して授業に出席すればそれでレポートが終わる。
レポート作成のための「サポート」をしてくれるのでサポート校なのだろう。
もちろんサポートしてくれるのはレポート作成時だけではない。
天誅の在籍したサポート校の先生方は皆気さくで日常のたわいもない会話や、中の良い子が登校していない日なんかはお昼にお弁当を一緒に食べたり、どんな相談にも乗ってくれる。
前述通り、登校が自由だとその日出席している生徒が全日制高校のクラスのように固定ではなくその日その時間に行ってみないと誰がきているかわからないので、1人行動が苦手だったりとかするとちょっと厳しいものがあるかもしれない。
また、毎日登校する生徒というのはなんとなく固定されていくのだが、イレギュラーに登校してきた生徒とも会話をする必要があったりするのでコミュニケーションが苦手だという子も厳しいかもしれないが、そんな時は先生が助けてくれるので安心して欲しい。
サポート校の先生ってすごく親切だし、サポート校の生徒は不登校、引きこもり、いじめの体験とか、何らかの理由があって全日制高校へ通うのが難しいという子が多いから先生もわかってて接してくれるのは本当にありがたかった。
先生達はいつもニコニコしていて、ある日はグレーのカラコンを着けて行った天誅に対して
「シベリアンハスキーみたいだね!」
と言ってくれた関◯先生。
イラスト部の顧問で、天誅の似顔絵を描いてくれた◯村先生。
災害があった時にいつでも生徒を助けられるようにバナナを持ち歩いていた森◯先生
大槻ケンヂがビッグムーン大槻という名前で雑誌に投稿していた時代から大槻ケンヂを知る◯山先生。
いちばん天誅を気にかけてくれてお世話になった◯本先生
吉井和哉が大好きで、帰り道の秋葉原の電気屋さんの電子ピアノで1人ピアノリサイタルをして帰宅するのが日課だった大好きな谷◯先生
個性的な先生方に囲まれて天誅は楽しい高校生活を送った。
全日制高校と違う所はたくさんあるのだが、体育祭や文化祭は無いのでそういったイベントごとの青春の1ページに重点を置く方にはあまりおススメできない。
通信制サポート校、気になるな。
わからないこと多いな、って方に少しでも参考になれば。
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