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ニュームーンに恋して

自分は、「可愛い」という言葉を鵜呑みにして舞い上がるほどのオメデたい頭だとは思っていないが、お世辞や営業だとしても嬉しいと思う感情はある。
それが自分の贔屓にしている彼に言われたのならば尚更である。

先日、5周年を迎えたバンドを見に行った。
5年続くバンドと半年で終わるバンドの違いは何だろうと思ったが、単純にメンバーのモチベーションだったり良くある方向性の違い、思うように動員が増えないだとか、大槻ケンヂ氏の言う楽屋女の介入なんかもあるかもしれない。何にせよ解散の理由なんて私たちバンギャが知る術なんかない。気になるならた〇きの掲示板でも見て妄想していればいいのだ。

長年バンギャをやっていると、もちろん解散や活動休止は何にも代えがたい悲しさではあるのだが、長年活動しているバンドやバンドマンに対しては活動してくれていてありがとう。表舞台で姿を見せてくれてありがとうと、そんな気持ちを持つようになる。
だって、好きだったバンドマンが引退してどこで何をしているかわからない状態だったのに、ひょんなキッカケからバンドマンの私生活を知ったらあんなに美しかった〇〇さんがデブのオッサンになってたとか長年に渡るブリーチで薄毛になっていただとか、悲しいじゃない。それでもデブになってたとかハゲになってたとかはまだ可愛いもので、現役時代は色白で細身で美しかった彼が浅黒く日焼けして胡散臭い野球の二軍選手みたいな見た目になって怪しいサプリなんか売ってたりしたらさ、なんかもう、目もあてられない程の言葉にできない感情が沸き上がると思うんだよね。
天誅はそういう人、知らないけど現実問題そういう人居そうだし…。
ヴィジュアル系ってヴィジュアル系と名乗るだけあって、バンギャの皆様も見た目にはシビアだと思うゾ。

長年活動しているバンド及びバンドマンというのは、何よりもバンドマン自身がこのヴィジュアル系というシーンが大好きだということ。これはかなり大きな割合を占めると思う。ヴィジュアル系というシーンが大好きなバンドマンは一度バンドが解散や活動休止したとしても戻ってくる確率が高い。
それが半年で戻ってくるのか、10年後に戻ってくるのか、それは本人次第なのだが、天誅が長年いろんなバンドを見てきた次第、応援していたバンドマンはヴィジュアル系に戻ってきてくれるようなバンドマンが多いように感じる。
10年越しで、一日限定復活だとしても嬉しいことには変わりないものね。

バンドは生モノ、バンドマンがバンドマンを演じてくれているうちに応援できることは何にも変えがたいですよね。
もちろん、解散後にこのバンドいいな〜なんて出会うこともあるけれど、このバンドいいな。って思える瞬間に出会えたならどんな出会い方でも何にも変えがたいものでありますように。

取り止めがなくなるので、今回はここまで。

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