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雑記集

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雑草という名前の草はない。 雑記という名前の記事もない。
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2018年10月の記事一覧

食う・寝る・あそぶ 〜肝に銘じた3原則〜

食う・寝る・あそぶ 〜肝に銘じた3原則〜

手帳に毎日の体調がどうだったかと、その原因の考察を書いています。原因の考察なんて言うとおおげさにきこえますが、要は「きのう早く寝た」とか「バランスよく適量の食事をしかるべきタイミングで摂った」とか、ひとこと・ふたこと・一行程度の箇条書きがいくつかならんでいるだけ、という程度の考察です。

そして、もうほとんどバラしてしまっていますけれど、「今日は体調が良かった」「いいはたらきができた」「やりた

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888文字のサンドウィッチ

888文字のサンドウィッチ

それまでの自分が崩れるところに、僕は生きる価値を見出しがちです。「生きる価値を見出す」なんていうと、大げさな気もしますね。単に、生きてきてよかったと、そう思うというだけです。まだ生き続けることで、こんなこともあるんだなぁと、ただそう思うというだけです。

「それまでの自分が崩れる」には、「それまでの自分」が要ります。崩れるものなしには、崩れるという現象は起きません。

あるとき触れたことが、な

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気圧の差に、吹き込む笑顔。

気圧の差に、吹き込む笑顔。

余裕がないと、笑顔が潰えがちになる。では、笑顔さえ絶やさないでいればいつでも余裕が生まれるかといえば、そう簡単なものでもないだろう。余裕がなくなった途端、真っ先に忘れてしまうものが笑顔なのかもしれない。

笑顔は、余白に吹き込む風みたいなものかもしれない。まずそこに余白があって、それ以外の場所との気圧の差によって吹き込む自然現象みたいなものかもしれない。

笑顔にも、つくり笑顔というものが

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パラレルワールドがあったらば 〜理想の本番はあるか〜

パラレルワールドがあったらば 〜理想の本番はあるか〜

どんなに練習を重ねても、本番は練習どおりにはいかない。どんなに気を遣って体調管理をしても、本番をベストコンディションで迎えられるとは限らない。

それなら、練習したってしなくたって、体調管理をしたってしなくたって、うまくいくときはうまくいくし、うまくいかないときはうまくいかない……ということになってしまうだろうか。

練習を重ねに重ねたときの自分と、そうじゃないときの自分を、分岐点できれい

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端っこの味 〜切り落とされた真実〜

端っこの味 〜切り落とされた真実〜

切り身になったお刺身が、そのままの姿で海を泳いでいる……そう思い込んでいる子どもがいたという話を、どこかで聞いたことがある。たぶん、「食育」の必要性を説く文脈で話されたことなのだと思うけれど、これはきっと、「食」に限った話ではない。

人参の頭の部分が好きだ。かつて、「葉」の部分がついていたはずで、それが切り落とされた側の端っこの部分のことだ。この部分は、人参の風味が詰まっている。噛み潰したと

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ヒーローを支える、ヒーローあり。

ヒーローを支える、ヒーローあり。

大学生の頃、印刷工場内の機械や設備を、拭きあげてきれいにするアルバイトをしたことがありました。家庭用の洗濯機をふたつ連ねて並べたくらいの大きさの水槽や、膝丈くらいの水槽や、印刷物を送るローラーの下に設置された受け皿のような細長い部品などを清掃するのが主な作業でした。都内にある非常に大規模な印刷所でしたので、あの頃広く認知され話題になったなんらかの出版物・あらゆる印刷物のどれかが、僕たちの掃除した機

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ためらわずに「やる」のが、いかに簡単か。

ためらわずに「やる」のが、いかに簡単か。

僕には、保守的なところがあるのを自覚しています。「今のまま」を続けることを重んじる価値観、といえましょうか。

ずっとずっと、墓に入るまで(入れればラッキーですが)このままでいいというわけではない、というのはわかっているのです。それを、いつまでに変えないとならないのかを見極める能力に、いくぶん不足があるのかもしれません。

その期を見極められたとして、その期までに何かを変えるためには、いつ

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なまえ:

なまえ:

僕の名前を忘れちゃったら、どうなるだろう。僕自身も思い出せないし、これまでに僕と関わったことがあるはずのすべての人も、僕の名前を思い出せなくなっちゃったら、どうなるだろう。どこかの紙に書いて残っているはずの僕の名前も、どういうわけか見えなくなっちゃったり、消えてなくなっちゃったり、同様にしてネット上のどこかに書いておいたり存在していたはずの僕の名前も、文字化けしちゃったり、そんなサイトありませんよ

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あいまいな幽霊の気まぐれ

あいまいな幽霊の気まぐれ

「関係ない」はありえない

「関係ない」ということは、「関係ないという関係」を成立させてしまっている。だから、「関係ない」なんて、ありえないのだ。

これをお聞きになって、どう思われますか。僕は自分でこれを言っていて、「また青沼(僕です)が馬鹿言ってやがる」と思ってしまうくらい、こういった論理によく行き当たるのです。「悪いもの」の存在が「善いもの」の存在を成立させているとか、「北」が「南」を成立

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僕とジンの恋愛話

僕とジンの恋愛話

かつて僕は、ジン(お酒)が嫌いでした。ジンの匂いを、「薬くさい」と思っていました。

今の僕は、ジンが好きです。ジンの匂いを、爽やかで、すっきりとしていて、豊かで、華やかで、キレがあって、ときにマイルドな香りだと思っています。

ジンの匂いは、商品によって違いますけれど、ジュニパーベリーを中心とした、いくつものハーブや果実の香りだそうです。そういったことを、昔の僕は知りませんでした。少なく

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お次は、未来。〜点からはじまるビッグバン〜

お次は、未来。〜点からはじまるビッグバン〜

一個の商品と引き換えに、やりとりされる代金。時間は、お金に換えることができる。逆にお金を遣って、時間を捻出することもできるだろう。その場合は、金銭報酬によって誰かに代行してもらえるようなおこないに、日常的に自分が時間を費やしているという条件が付くだろう。自分でやることに意味を見出すおこないは、誰かに代行してもらったんじゃ意味がない。

そのときに動いて、流れてどこかに消えてしまう、お金。もちろ

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わ・な・げ・あ・そ・び

わ・な・げ・あ・そ・び

憧れるって、どういう感覚なんでしょうか。僕は、す〜ぐ羨んじゃったり、悔しくなっちゃったり、嫉妬しちゃったりしてばかりで、素直に憧れたり、感心したりする力が足りないのかなぁなんて思います。

憧れるという感覚を、もちろん知らないわけじゃないと思うのです。でもなんだか、今の自分と少し遠い感覚のような気がしてなりません。す〜ぐ自分と比較して、「なんだよ、僕にだってやってやれないことはないのに」とか思

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