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11013の手紙に寄せて

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11013でなければならない理由も、ないのだけれど。
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2018年5月の記事一覧

逃げおくれた鯉のぼり

逃げおくれた鯉のぼり

身のまわりの環境に、ふと、劇的な変化が欲しくなる。いろいろあったようでなかったかもしれない5月も、終わろうとしている。

どこか新しい環境に自分を移したい衝動を感じながらも、一方で、「この場所」を劇的に変えられないのであれば、どこに行っても同じである…という風にも思う。結局、どこに行っても場所そのものが重要なのではない…というのが、今のところの僕が信じていることでもある。

やさしさは、自

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「ムダ省エネメソッド」をぶち壊せ!

「ムダ省エネメソッド」をぶち壊せ!

「からだ」がテーマの、あるワークショップを受けました。からだの緊張やクセを知り、それを取捨選択できるようになることにつながるという、そんなワークショップでした。

僕らは、立つ、座る、仰向けになる、といった日常的な動作をおこない、教えてくれる人は、手や言葉を使ってこちらのからだにはたらきかけ、からだの運動の方向を示したり、楽な姿勢に気づくための指導をしてくれます。緊張やクセ、「力み」といったも

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ピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザ

ピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザ

いかに僕らが、拾いたいものを拾っているかということを思います。身のまわりに存在しているものをフェアに拾うなんてことはないのです。

厳密には入力はされているのでしょうけれど、その信号をそのまま受け流したり、あるいは独自の機構でカットしたりフィルターをかけたりして、「認知」の表層にあがるものというのはごくわずかです。その「機構」こそが、個々の性格とかクセ、すなわち個性みたいなものなのかもしれませ

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連れられてるのは、僕の方?

連れられてるのは、僕の方?

犬を飼っている人が、裕福そうに見えることがあります。そういう人の傍にいる犬は、服を着ていたり、そうでなかったりします。特別裕福そうには見えないけれど、犬と一緒にはきはきと歩いていて、健康そうに見える人も多いです。

誰かの面倒をみるとなると、自分のことに手を焼く時間は少なくなるのかもしれません。それだけ、面倒をみる対象がいなかったときと比べて、自分のために使う時間を差し出さなければなりません。

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なんともめでたい馬鹿ばかり

なんともめでたい馬鹿ばかり

傷口を洗ったり、消毒したりするのは間違いだというのをどこかで聞いたことがあります。本当でしょうか。それまで信じられていたことが実は間違いで、まったく逆のことが信じられ始めるなんてことはそう珍しいことではないようです。

かつては「天」が動いていると信じられていたと聞きます。自分たちの足元の大地が実は「球」であるということも知らず、空の星々のほうが勝手に動いていたと認識していたんでしょうか。僕は

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「玉の輿」は性別を問うのか

「玉の輿」は性別を問うのか

納豆が好きだといったら、それが嫌いな人はその匂いを思い出して、そんな話は聞きたくもないと思うかもしれない。爬虫類とか昆虫が好きだという人がいるけれど、それらが嫌いで、想像するだけでぞっとするという人もいるかもしれない。

これは聞いた話だけれど、ある話し合いの席で、「玉の輿」という言葉を含んだ文芸作品について、その作品が男女平等の観点で差別的表現にあたるのではないかという意見が出されたらしい。

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等倍のソレ

等倍のソレ

起きてしまったことは、もう絶対変えられません。絶対変えられないことは、受け入れるしかないでしょう。あるいは、それを先延ばしにするかです。

これから起きることで、絶対に変えられないことがあります。それは「死」でしょう。こればっかりは、どんなにかわいくてうるわしくて有能多才なあいつもこいつもどこのこも、みぃんな等しく同じです。それがずいぶん先かすぐ先かは、場合によりますけれど。

過去に起き

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フライト&喝采

フライト&喝采

僕が高校生の時の話です。同じ学年のみんなと沖縄に向かう飛行機の中で、拍手が起きました。特別何かめでたいことがあったわけではありません。無事に飛行機が離陸した、というだけのことで拍手が起きたのでした。きっと、そのとき初めて飛行機に乗った人も多かったでしょう。「HR(ホームルーム)合宿」という名の付いたいわゆる「修学旅行」で、行き先へと向かう飛行機の中でした。みんな、気持ちが浮ついていたのだと思います

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9回裏の「勝負師」

9回裏の「勝負師」

長いこと家にある、ラジオペンチがある。握る部分が、黄色い樹脂かプラスチックのような素材で覆われた、わりとしっかりめの物だ。そしてもうひとつ、ニッパーがある。そちらは紺色の素材で握る部分が覆われているものだ。どちらも、100円ショップで買った。中学生か高校生くらいのときに、ギターの弦を切ったり、弦を押さえつけるピンを引っこ抜くために買ったものだ。僕はいま32歳なので、買ってから15年以上経過している

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豊かな「点」

豊かな「点」

みんなの指摘する「嫌いだ」「好きじゃない」「ダメだ」を反映して、嫌われるところ、ダメなところがないものをつくっていったらどうなるだろう。もはやなんにも特徴を保てなくなり、「無」になってしまうかもしれない。批判に耳を傾けることは、特徴を捨てることにつながる…と、ややおおげさに解釈しておいてもいいように思う。

道の草花が、目につく。遊ぶところなんかなんにもないように語られることの多い、僕の住む町

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人生は、OK。〜たかを、くくろうか〜

人生は、OK。〜たかを、くくろうか〜

1月の中頃だったと思います。「谷川俊太郎展」に足を運んだときのことでした。四方の壁をモニターディスプレイとスピーカーに囲まれ、その環境を利用した独特な「詩の朗読」の展示を体験したあとに待ち構えていた、いちばんメインとなる展示スペースに入っていったときのことです。

何やら、哀しみとも悼みともとれるような、ブルージーな歌声が聴こえてきます。声の震えがそのまま聴くものの心を震わせてくるような歌声で

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平らに響く

平らに響く

スタジオジブリのいくつかのアニメーション映画を観ていて、役者さんの演技に「棒読み」を感じることがあります。たぶん監督の宮崎さんか、あるいは別のディレクション担当の方がそのようにさせているのかなと思います。そうした演技から、僕は淡々とした印象を受けます。「しろうとくさい」と言い換えることも出来るかもしれません。僕はそれでいいと思っています。「くろうと」よりも「しろうと」のほうが、世の中には多いでしょ

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「専門性」と「しろうと性」

「専門性」と「しろうと性」

しろうとと専門家の境目があいまいになった。いや、そもそも、自然と「あいまいになるもの」なのかもしれない。多くの人が「あるもの」に取り組むようになると、自然とそのことに関する情報を共有するネットワークが築かれる。(インターネットが登場して、その傾向はより増したに違いない。)つまりは、そのことに関する専門性の高い情報がより多くの人に共有されるようになり、結果として「しろうと」と専門家の境目はあいまいに

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飛べない、ペンギン。眠れる、僕。

飛べない、ペンギン。眠れる、僕。

「積極的退化」なんてことがありそうですね。いまの環境や現状に適応するために、これまでできた何かをしなくなり、自分自身のすがた・かたちが、そのようになっていく、という…。

ペンギンは、飛びません。彼らの祖先は、飛んだんでしょうか?そのへんは僕にはわかりません。空を飛ばない彼らですが、泳ぎが得意でしょう。飛べるようになることをひとまず進化と呼べば、飛べなくなることは退化といえます。その結果、泳げ

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