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【会津地域で活躍する人・団体レポート②】会津大学公式サークル「Zli」

福島県会津地方北東部に位置する人口約3,400人の小さな町、福島県耶麻郡磐梯町。
日本百名山の一つである「磐梯山」や名水百選に選ばれた「磐梯西山麓湧水群」を有する自然豊かな土地である一方で、デジタル変革への積極的な取り組みは全国的にも注目を集めています。

さらに磐梯町をはじめとする会津地域では、地域のデジタル化も盛んです。「磐梯町テレワーク」noteでは、都市部企業等の実践レポートだけではなく、会津地域で活躍する人・団体等も紹介していきます。

磐梯町に隣接する会津若松市ではICT(情報通信情報)を活用する産業創出・人材育成を狙う「スマートシティ会津若松」を推進。また、日本初のコンピュータ理工学専門大学である公立会津大学があります。ITに精通した人材を多数輩出し、学生起業家や技術を高める活動を行うサークル活動も盛んです。 

今回は会津大学の公式サークルの1つ「Zli」に、取り組みを伺いました!

 

会津大学公式サークル「Zli」とは?

 Zliの意味は、 
Aizu  Lightning Talk。 

地元や都市部の企業と連携した、LT会(Lightning Talk)やハッカソン、座談会などを実施しています。 勉強会サークルとして、ITに興味のある学生が集い、活動を通じて情報交換をされています。 

 創立は2016年。OBも含めると200人くらいのコミュニティになっています。 
これをやらなくてはいけないという活動はなく、活動はその代のコアとなる運営メンバーが活動方針や活動内容を考えて企画し、OBや企業等にも声をかけて学びの場をつくっています。 

 <主な活動> 

■LT会

 春と秋に開催する、企業を複数招待しておこなう大LT会をはじめ、他大学とのLT会やメンバーが各自でLT会でメンバー同士のフィードバックや日々行ってることのアウトプットをしています。 

過去のLT会の様子

企業を複数招待しておこなう大LT会では、企業にとっても学生にとっても学びが大きいとのこと。 
例えば、学生視点で見ると、企業は事業として技術を活用しておりいるので、学生が学んでいる技術とは全く違うため、企業がどんな視点で技術を活用しているのかを知ることに価値を感じています。 
企業にとっても、技術に真摯に向き合う学生や、その学生が使う技術について知ることで刺激を受けるそうです。また、スキルや情熱の高い学生と出会えることで、採用活動にもつながるため、評判がよいとのこと。毎回、定員の4〜5社の企業が手を挙げて参加しています。
また、大LT会から派生し、企業が主催する勉強会に学生も参加するなど、交流が生まれているそうです。

これまでに開催されたイベント

Youtubeでもイベントの内容を公開中!

■勉強会 

メンバーが自分の得意な分野や気になっている言語など、一緒に勉強したい仲間を集めて勉強会を開催する場を提供する勉強会。 
WEBだけでなく、ゲーム、ハードウェア、VR、IoT、機械学習など、テーマは様々。その技術に関して興味がある人だけが集まるのではなく、時に専門性の異なるメンバーも参加することで、新たな刺激を受けたりすることもあるそうです。 

  ■ハッカソン 

会津地元の企業や、サークルの学生主体でハッカソンを開いています。基本的にテーマは設定せず、交流を大事にされているとのことで、開発スキルを伸ばせるいい機会となり、大いに盛り上がるそうです。
過去には地元の温泉を利用して開発合宿等も実施されています。温泉に浸かりながらリフレッシュしつつ、開発に打ち込めるのは貴重な機会とのこと。 

サークルの卒業生の中には、ご自身で会社やプロジェクトを立ち上げたり、つながりのできた企業に就職するなど、活躍の場は多岐に渡っているそうです。 
ここ1,2年はコロナの影響もあり、LT会などがオンラインで開催せざるを得ないケースも多いようですが、今後の状況を見て、リアルな交流の場を大事にされたいとのこと。
 
このように、会津地域では会津大学の学生や卒業生などの活動も盛んです。
Zliでは、企業からの合同LTの相談も受け付けているとのこと。
コンピュータ理工学を学ぶ学生のみなさんと関わりもつくれますので、ぜひ紹介したリンク等からぜひ活動内容にご注目ください!

Zliについて 
https://zli.works/ 


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