見出し画像

6月 テクニカル分析 クロス円

USD/JPY

月足
6月は円安トレンドがあったので大陽線になっています。去年の場合は円安とドル高が同時に起きたので特大トレンドになりましたが、今年の場合は円安単体で上昇している様なものなので去年に比べてボラは低いです。ただ、アメリカの経済指標だったり要人発言で多少のドル高があり、上昇した時は為替介入を警戒しなければなりません。円絡みは基本的に為替介入に注意しながら模索していかなければならない状況が続きます。 MACDはデッドクロスしましたが、再びゴールデンクロスしてから上昇が続いています。昨年の10月に付けた151.94は為替介入があったのとアメリカの消費者物価指数でインフレ低下の兆しが出た事が重なったので大陰線になりました。今回も昨年の高値近くまで行き、アメリカの雇用市場悪化などと重なれば下落トレンドになる可能性があります。為替介入だけなら押し目のチャンスだと思いますが、買うとしても慎重にならないといけない局面です。


週足
しばらくの間は雲の中で推移していましたが、先月の円安トレンドで雲を上抜き、BBはエクスパンションしています。買うのも難しいですが、売るのも難しい局面なので触る事が出来ません。移動平均線はパーフェクトオーダーになっているので買いが強いのは誰が見ても分かります。RSIは70にも達して無いのでもう少し上に行くのかと思いますが、買いのポジション量がパンパンなので売りの流れが来ると早いトレンドになりそうです。


日足
145円を付けてから高値を切り下げているので、三角持ち合いを作った時はエントリーの準備をしていきたいと思います。ただ、高値停滞が続く場合はファンダ待ちになってしまうので、様子見も十分に考えられます。急いでエントリーしない事だけを意識した方が良さそうで、10SMAと20SMAが近いうちは何も出来ません。BBは一旦エクスパンションに向かっているのとMACDがデッドクロスしそうなのは頭に入れておきたい所です。


EUR/JPY

月足
ユーロ円の去年の高値は150円にも到達していませんでしたが、今年の安値から20円以上も上げています。このトレンドにのれて無いのが悔しいですが過ぎてしまった事は仕方ありません。ここからのプランとしては160円に到達すると考えた時に、154円ぐらいまで落ちてくれなければ押し目を狙っていきたいところです。MACDは上向きでRSIも70オーバー、BBもエクスパンションし移動平均線はパーフェクトオーダーなので、自分が使ってるテクニカル指標は全て上を示しています。高値掴みはしたくありませんが、ユーロドルとドル円の兼ね合いを見ながら、ロングを狙っていきます。


週足
週足のチャネル上限に到達しているので、調整の売りが来てもおかしくありません。月足のトレンドラインをブレイクしてから一気に7円も上げているので、押し目をくれても良いのかなといった水準です。10SMAが起点となって7円も上げたので、下げた時に高値停滞をしなければ反発ポイントになりそうです。もし下抜いても20SMAが追いかけて来てるので、この2本を下抜くには相当エネルギーが必要です。


日足
ここ数日間は目立った材料がない為、ローソク足は小さめです。ベストは日足のトレンドラインまで下げてくれる事ですが、3円も落ちるとなるとそれなりの材料待ちです。BBはスクイーズに向かいMACDはデッドクロスに向かっているので調整が来てもおかしくありません。調整でどのくらい下がるのか全く予想はつきませんが、タイミングが合えば入って行きたい所です。


GBP/JPY

月足
ユーロ円同様に大陽線になっているため、MACDはゴールデンクロスしBBはエクスパンションしています。RSIは70台で横ばいに推移しており直近の高値付近を見てみると76なのでもう少し買われてもおかしくありません。180円もブレイクして次のターゲットは190円になっていますが、ドル円の影響を受けるのでポンド円も他の円絡み同様、為替介入に注意が必要です。他に気になる点は200SMAが下向きなのに、無理やり円安でローソク足を上げているのが気になります。


週足
MACDの上向き具合を見るといかにチャートが強いのか分かります。これが、デッドクロスした時はトレンドの転換になる可能性が高く、そうなった場合は本格的に円高、あるいはポンド安が来ている可能性が高いので、変に押し目を狙わない方が良いかと思います。BBはエクスパンション、SMAはパーフェクトオーダーしているので、逆張りは禁物です。MACDがデッドクロスせず、10SMAや20SMAに触れた時は押し目を狙っても良いかもしれません。


日足
週足レベルで引ける平行チャネルをブレイクしてからジリ高のためBBはスクイーズに向かっています。日足のトレンドラインに乗って上昇しており、下抜いた時は3/24から続いているトレンドが終わる可能性が高いです。日足のトレンドラインを下抜いた時に、すぐに売るかと言われれば状況次第です。どんなトレンドにも必ず調整の場面が入ってくるので、調整の時にどこまで戻すのかが肝心です。


AUD/JPY

月足
昨年の最高値(98.60)に届きそうな勢いで上昇しましたが、今回も月足のトレンドラインにレジスタンスされています。昨年はこの月足のトレンドラインを根拠に売りを仕掛けましたが、今年もやろうか迷っています。ただ、MACDがゴールデンクロスしているのと想像以上に株が強いので見送るかもしれません。豪ドルやニュージーランドドルはリスク通貨なので、株と連動する側面があります。株の下落などのファンダがくれば取引しても良いと思いますが、株が下がった時は通貨が買われる傾向があるのでそうなった時は、豪ドル/ドルでトレードした方が良さそうです。


週足
BBは雲を抜けてから上昇が早かったのでエクスパンションしMACDもゴールデンクロスしてから上向きです。トレンドの転換の時は10SMAが20SMAをゴールデンクロスかデッドクロスしているので、次にデッドクロスした時に売るのは面白そうです。


日足
年初来高値を付けてからは高値を切り下げていましたが、円安が続いていたので再び上昇しています。MACDは横ばいで機能しておらず、BBもスクイーズに向かっている事から高値停滞しそうです。次に20SMAに触れた時に押し目を狙っても良い感じがしないので見送り、逆に下抜いた時はショートを狙うチャンスかもしれません。


NZD/JPY

月足
月足のトレンドラインをブレイクしてもなお上昇が続いています。MACDはデッドクロスしてから下向きでしたが、先月の大陽線で一気にゴールデンクロスし勢いが止まりません。この通貨ペア自体今まで数回しか取引してないので、クセなどはあまり分かりませんが、豪ドルとの連動が強いので、もし取引するとなった場合は豪ドルのチェックも必要です。


週足
週足レベルの並行チャネルを下抜いたのですが再び戻して上昇し、BBもエクスパンションしています。安値を切り上げているので4月からの上昇トレンドは継続中です。


日足
MACDがデッドクロスしそうなタイミングで反転しSMAがパーフェクトオーダーになっているので、上昇トレンドです。20SMAに触れた時は押し目の準備をしていきたいところです。


CAD/JPY

月足
月足のトレンドラインを大陽線で触れています。今月のローソク足でさらに昨年の高値を超えてくると次のターゲットが116円なので勢いが止まらなければ買っても良いかもしれません。MACDはゴールデンクロスしRSIも66なのでまだまだ買われてもおかしくない状況です。ファンダの影響をどこまで受けるのか注目です。


週足
BBが凄い勢いでエクスパンションしています。MACDも上向きで、ローソク足が7連騰しています。逆張りしたらお金を無くせるチャートなので、トレンド転換を確認してからではないとショートで入る事は出来ません。このままの勢いが続けば、116円は上昇チャネルの上限です。


日足
MACDはデッドクロスしていますが、高値停滞しているので間に受けてません。この上昇を支えてきた20SMAとトレンドラインを下抜いた時は注意していき、これだけの勢いで上昇していると、売りが来た時はかなり早い流れになると思うので、そこだけ注意していきたいです。


まとめ

 円絡みは基本的に買いで見る事や売りで見る事はしません。その時の流れやファンダの影響があるので、順次対応できればと思います。ただ、改めてチャートを見返すとかなり円売りの勢いが強いので押し目を狙っていくのが第一シナリオになるかと思いますが、為替介入がいつ来ても良いようにストップは必須で、目安としてはドル円が147〜148円に来た時は十分注意した方が良いです。

 為替介入が来た時にロングを持っていたらすぐに損切りをして、ショートに切り替えないとお金が一瞬でなくなります。去年の為替介入を経験していなければ、下手にトレードをしない方が良いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?