4/12 友達の個展へ

今日は22歳くらいの時にnycに3ヶ月滞在してた時に出会ったその当時はスケートボード人間だったyou2という友達の初個展に行った。

彼の作品は、使い古したスニーカーを使ったコラージュ作品でNYロゴやアディダスのロゴマークなどのモチーフや彼の世界観をそのまま抽出したようなマスク作品などが並んでいた。

彼とは偶然出会ったに等しかった。僕がソーホーという街を歩いてると、向こうから男の人が近づいてきて、唐突にwhere did you get your pierce??[どこでそのピアス買ったの?]と聞かれて、ちょっと警戒しながら i got this in my country, I'm Japanese[これは僕の国で買ったよ]と答えた。そうすると彼は日本大好き!ちょうど今週末家で交流会[japanese meet up]するから来てよ!と誘われ、見た目は陽気だし良い人そうだけど、流石に怪しいなぁと悩んだけど。NYで一人3ヶ月滞在する予定で、寂しさと暇さに耐えかねて、そこに行くと彼がいた。

久しぶりの日本人にテンションが上がって、話していると僕とは重なる部分はあるものの大部分が僕に無い物を持っている彼が面白かった。そして、そこにもう一人いた日本人とアメリカ人のミックスの女の子とも意気投合して残りの1ヶ月のかなりの時間を僕たち3人で過ごした。

1年間の留学生活の締めに訪れた、NYという非現実的な場所も相まってか僕にとってその最後の1ヶ月は今でも鮮明に思い出せるほど楽しい毎日だった。その中で彼とはお互いの今後のビジョン、音楽、カルチャーの話などをよくした。その時お互いに話していたビジョンを今日はそのままみた気がする。

あれから3年強の時間がたったから、あの時語っていた夢のようなビジョンには確かにまだお互い少し足りないけど、お互い大なり小なり紆余曲折はありながらも今も表現者としてもがいている。決してそこは"大人"になんてならないで、あの時語っていた夢の続きを見れたようで今日はとても嬉しかった。


BANBU 2022,04,12

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