第6稿:大学入学試験当日
どうも鹿です。
前回の投稿から随分間が空いてしまいました。
本日研究の進捗報告会がありまして、その準備に追われていた次第です。
今自分がどんなことを考えて、どんなことをしているかをお話しするためにも、どんどんnoteを進めなければ、、、。
今回は以前後回しにしていた大学入学試験当日の小話です。
前日〜当日朝
実家から遠い大学を受験することにしたので、当日出発は厳しく、大学近くのホテルに前泊することにしました(大学入試あるあるかも)。
まあ、大学近くといっても、締め切り間際に出願したためにホテルの予約を取る頃には既に大学周辺のホテルは一杯だったので、4駅ほど離れていましたが、、、。
当日の朝はそれはそれは大変でした。
私は中高6年間自転車通学で満員電車を経験したことがなく、朝は始業のチャイムと同時に駆け込むスタイルを貫いていたので、当然朝はギリギリまで寝ていました(8時20分チャイム、8時起床)。
そんな私が朝早く起きて満員電車に揺られて試験会場に辿り着かなければいけないもんですから非常にしんどかったです。
朝ごはんを抜いたにも関わらず、込み上げる吐き気と戦いながらなんとか大学の試験会場に辿り着いた私を待ち受けていたのは、、、
試験直前〜2教科目
ガスストーブでした。
引用:http://mugendou24.blog47.fc2.com/blog-entry-188.html
こんな感じのだったと思います。
とにかく巨大でした。はい。
古ぼけた狭い廊下に↑が規則的に並べられ、あのなんとも言えない匂いが充満していました。
にも関わらず寒い寒い。
5年住んで慣れているはずの現在でも冬は寒くて凍えています。
試験は、午前中に英語と数学、午後に理科2科目という流れでした。
まずは英語。
非常にクセのある長文で少し状況整理に時間がかかりましたが、ぼちぼちな出来。
続いて数学です。
数学は数学ⅠAⅡBから何問、数学Ⅲから何問を選んで回答する選択式です。
まあ、解けない。
流石に焦りました。
数学は簡単と言われる大学で、こうも解けない。
ほとんどの大問を(1)しか自信を持って解けませんでした。
しかも、最後までいけると思った大問で、最後の最後でミスが発覚し、急遽別の大問に変更するなどいていたので、みるみる時間はなくなっていきます。
そして、、、
試験終了の鐘。
結果はボロボロです。
しばらく呆然としました。
そして本気で「もう帰ろう」と思いました。
得意の理科で挽回するにしても、あまりにも数学で点が取れた感触がない。
それほどまでに、できませんでした。
昼食休憩
「帰ろう」
と思い席を立った矢先、お腹が空いていることに気づきました。
「そういえばまだ何も食べてない」
「帰るにしても、まずはご飯を食べよう」
そう思い教室の外に出てみると、これまでに見たこともない巨大な白菜が花壇に植えられていました。
引用:https://www.daichi-m.co.jp/manabu/11120/
上の写真くらいありました。
誇張でもなんでもないです。マジです。
実家の目の前が畑なので、白菜が植っている光景は見慣れていたはずですが、、、
心を射抜かれました。
大好きな地元の風景と同じにおいを感じました。
とんでもない大学に来ちまったと思いました。
そして、この大学で4年間を過ごしたいと思いました。
最終科目
ご飯を食べ、ひょんなことからやる気に満ち溢れた私は、最終科目である理科の開始時間を今か今かと待っていました。
ふと隣をみると、付箋が大量に貼ってある生物の資料集を持った巨漢が。
それまで生物には自信があった私でしたが、
「こいつには勝てないかもしれない」
と思いました(ちなみにその巨漢とは入学式で再開しました)。
しかしそんなことではめげないやる気が今の私にはありました。
いよいよ待ちに待った試験開始。
試験問題に目を通すと、、、
全部解けました。
化学で少し分からない問題はありましたが、生物はほぼノーミス。
記述で少し点引かれるかな、くらいでした。
こうして試験終了。
振り返ると
あのとき、白菜に出会っていなかったら、帰ってしまっていたら、私の人生は違っていたことでしょう。
蓋を開けてみれば、
英語:7割
数学:3割
理科:9割
こんなことも起こるもんです。
人生何があるか分かりません。
なので、受験生のみなさん、どうか決して諦めず、最後まで頑張ってください。
今回はこの辺で筆を置きたいと思います。
それではっ(大好きな某作家さんの後書きの結びの言葉より)
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