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本を捨てよう

本を捨てようと思っている。

別に全部捨てる訳じゃなくて、全然読んでない本を捨てようっていうただそれだけの話だ。思い返すと本を捨てることには何となく忌避感や嫌悪感があった。


捨てようと思った時いつも思うのが、「いや、まだまだこの本には学ぶことがある。むしろなんも記録しとらん…」ということだ。だらだら読んで、ほいっと飽きただけなのに。


それは本が好きだという理由もあるし、汚いけれど読めるから誰かに読んで欲しい…というのもある。BOOK・OFFでは線を引いた本は買取ってくれないのだ。しっかり読んだ本ほど値が下がるのもなんか納得できない

でも、最近本を捨てたくない新しい理由が見つかった。それは

「本を捨てたくない」って言ってる俺、かっこよくない?

ということだ。もちろん先に触れた理由もあるだろうけど、この自己陶酔的な理由も4割くらい占めてそうだ。あとは本を捨てるのは地味に面倒臭い、とか。ゴミ箱に放り込む訳にもいかないしね。

  「共用文庫」みたいなのが欲しいと思っている。誰でも借りれる。返却期限なし。パクってもいい。読み終わって、捨てるに忍びない本を勝手に人が持ってきて置いておく。「失って困るような本は置いていかない」って文言をつける。

持っていった売る人も少ないだろう。二束三文にしかならいから。それを私の夢にしてもいいかもしれない。

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