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LaTex での図表番号 on iPad/A-Shell

図表番号の作成と参照

図表番号だけでなく、数式番号などもLaTexでは自動生成/参照する機能が存在する。何だか、以前の記事では標準ではできないとか書いた気がするが、そうでもない。と、いうことで図表番号などの自動作成と参照について気が付いたことをまとめておく。

LaTexで図表番号を自動作成する

基本的に、LaTexで図表番号を自動作成する場合には、\figure環境というのを使う必要がある。また、参照時のポインタとして\labelを付加する必要がある。
つまり、

\includegraphics{filename.jpg} \label{figure001}

などと記載して図表を埋めても上手くいかない。必ず、

\begin{figure} \label{figure001}
\includegraphics{filename.jpg}
\end{figure}

などとして、図表を埋める必要がある。

ここまでは、LaTexの解説を検索すると簡単に出てくるのだが、実際にA-Shell上のLuaLaTexでやってみると中々うまくいかない。

LuaLaTex on A-Shellで図表番号を使う

LuaLaTexの仕様なのかどうなのか、まず、\captionを使ってキャプションを付けてやり、さらに、\labelは、このキャプションに添付する形でコーディングを行う。

\begin{figure}
\includegraphics{filane.jpg}
\caption{Figure 01: Explaining Something} \label{fig:exp01}
\end{figure}

そして、別の場所でこのラベルを使って参照するコードを書く。参照時は\ref{参照ラベル}のようにコーディングする。
以下に例を挙げておく。

なんらかの本文の文章内で、図\ref{fig:exp01}などと書くと図表番号が参照される。


LuaLaTex on A-Shellで使える画像ファイル

以前のLaTexなどでは、埋め込んで使いたいイラストがあれば、EPS形式のファイルを用意するものであった。
それで、わざわざEPSファイルを用意してみたら、これが使えない。エラーメッセージを見て、まさかと思い、PDF形式に変換してみみたら、使えた。この辺りの使えるファイル形式の情報なども、どこを探せばあるのやら分からないので、私のようにLaTexに疎い人間には辛い。
ちなみに、埋め込むPDFファイルには、余計な余白などが入らないように作成する必要があり、Illustratorで作成した画像では、キャンバスサイズで取り込まれてしまうようなので、実際に利用する図表データの大きさにキャンバスサイズを調整して使う必要があった。
その他、JPEGファイルも埋め込めた。恐らく、PNGファイルも埋め込めるものと思う(こっちは試していないが)。
一応、LaTex側に画像を埋め込む場合のサイズ指定などができる機能はあるが、切り取りというか、画像の一部だけを表示するような機能はないようなので、画像の作成時に作りこんでおく必要がある。

タイプセットを2回実行してください

これは、特にLuaLaTexやら、A-Shellには直接関係ないのだが、LaTexで図表番号や数式番号を自動で割り振りをして、それを参照しようとすると、「少なくとも2回はタイプセットを行う必要がある」などという説明が見つかったりする。
これは、ソースコード(というかLaTexの原稿ファイル)を2回はLaTexで処理しないといけないという意味で、初心者の人には何のことやら分からないのではないだろうか。と、いうか筆者も最初この説明を見た時には意味が分らなかった。タイプセットって、何だよ?
まぁ、それで、

$> lualatex textfile.tex
$> lualatex textfile.tex

のように、同じLaTexコマンドを2回実行しろという意味なんだが、どう見ても、2回同じことを続けて(途中で別のコマンドを実行しても構わないけど)実行する意味も分からないだろうし、2回で駄目なら3回目も実行した方が良さそうだが(3回タイプセットが必要な機能があったりするとこうなる)、一体、自分の原稿を出力するのに何回タイプセットをしないといけないのか調べる方法はないので、適当に何度か実行しながら様子をみるしかない。
こういった訳の分からなさは泣きたくなるポイントだったりする。

ぐち

なんというか、ちょっとした原稿を書き始めたら、色々とLaTexに不慣れなために変な苦労を強いられている気もしないではない。
かつてはMacintosh+QuakXPressあるいはPageMakerとかいうDTP環境で作業していたので、時々、泣きたくなる。いまだと、InDesignとかになるのだろうか。あっちはあっちで苦労がない訳でない。ソフトとか、フォントとか、お金がかかるとか、お金がかかるとか、お金がかかるとか。仕事で使う分にはペイするのなら使うし、しないなら使わないで判断すればよかったのだが、そうでもない案件なのでLaTexだったりはするのだけれど...明日は、どっちだ!

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