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キューピッドになった話

あれはまだ私がイケイケにナイスバディだった遠い昔<死語
オフィスでエンジニアをしていたのだ。
日本人って、シャイね。
あんまし、口説かないのよね。
アタシ、好みがはっきりしてるから、
顔はどーでもいいの。

目当ての男性がいるフロアは下。
用事つくっちゃー行ってたんで、そこの先輩とも親しくなった。

でも、私の目当ては別。そっちの先輩も私には恋愛感情なし。
だから気楽に冗談のつもりで
『いい娘がいますぜ、ダンナ!』と、言ったの。
いやー、新人が細くて小っこくて眼が大きくて、美人でノリがよくてね。
『こんど入った新人、ダンナの好みばっちり!一度遊びに来てくださいよー』って、
あくまで冗談!
相手も「本当?でへへー」なんて言ってたんだけど、本当に見に来たの。
んで、「うちの歓迎会に来ませんか?僕、幹事なんです。」って、
新人女性が「え?え?」って私の顔見るからさ、
「よその宴会に乱入OKが新人女性の特権だから!」って、その子もノリがいいから
「いいんですかぁー??」
ってえ、アタシはそれきり気にも留めてなかったら。
半年後に電撃結婚!!
キューピッドはアタシ?
恋の神様はそっちにいっちゃったのね。
私は目当ての男性とはうまくいかなかった。

でも、
失恋は、好きになればなるほどつらいけどー、
運命の人にめぐり合うまでの試金石だから!

めげない!
出雲大社に女友だちと行き
祈ったね!
すぐにご利益はなかったが!
いま、ダンナ最高だし!
一緒に行った友達も家庭持って子供にもめぐまれたし!

人生は色々だ!

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