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夢の話3

私は女子高生で夕暮れの薄闇の中、下校していた。

角を曲がると、駅前のロータリー。

そこの時計台で首を吊っている女生徒がいる。
その正面の駅の屋根に、別の女生徒が上って死体を凝視している。
彼女は死んだ娘の親友なのだ。だから目をそらすわけにいかない。

私は死体を見ないようにして、下を向きながら駅前を通り過ぎる。

路地に入るとそこは暗い。

街頭の下に、誰かが立っている。顔だけが闇に覆われて見えない。

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