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オーストラリア

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#ビジネス

仕事柄、オンラインサポートや電話サポートを利用する機会が多いのですが、ここ数年、オーストラリアのサービスレベルが上がってきている気がします。もちろん、日本の対応と比べれば、まだまだ海外レベルのサービスだな~と感じますが、20年前、10年前と比べて、だいぶストレスが減りました。

貿易や海外事業への投資。外国為替の値動きは毎日気になりますよね。ただ、面白いことに、20年以上も「豪ドルVS.日本円」を観察していると、ある一定の傾向が見えてきます。ポイントは年単位で波を見ること。いつの時代も人間の期待値(本質)というのはあまり変わらないんだな~と感じました。

オーストラリアの会計年度末は6月。明日7月1日からは新会計年度。毎年この時期は忙しいのですが、一年の事業成績を見ると反省点が盛りだくさん。eコマースを含むオンライン事業に一点集中する時期かもしれません。特に昨年から蒔いている種が育ってきているので、一気にブーストをかけていきます!

【豊富な資源国】オーストラリアの金属資源埋蔵量は鉛、ニッケル、ウラン及び亜鉛で世界最大。しかし、約1~2年前からその勢いを失ってきています。福利厚生、金融、保険、IT技術など、サービス業の台頭です。オーストラリアも他国同様、第3次産業の時代がすでに始まっているということですね。

【独特なオーストラリア市場】国民性が、元々保守的な事もあり、昔ながらのドメスティックなブランドを好む傾向にあります。よって従来の物よりも価格が安く、品質が良い他社製品をいくら薦めても、興味を示してもらえません。新規ブランド、日本製や日系ブランドが参入しにくい理由の一つと言えます。

オーストラリアは人口約2,500万人程度の市場が小さな国ですが、多民族国家で、世界中からの移民で成り立っています。アメリカを小さくしたイメージ。このような背景から、テストマーケットの国とも言われています。この国で売れる商品はアジア諸国だけでなく、ヨーロッパでも勝算が見込めます。

【5%】日本企業が海外に進出し起業した際、撤退などでビジネスを止めずに活動を行っている1年間の生存率。調査方法など諸説ありますが、肌感覚的に言ってもあながち間違っていないと思います。この数字を高いと見るか?低いと見るか?いずれにせよ、海外で生き残るのは至難の業だということですね。

「感謝する気持ちが成功へと導く」感謝の気持ち、すなわち「感謝思考」を持つことで成功する理由が分かります。感謝思考を身につける1つの方法は「両親への感謝」。それが難しい人はお世話になった人達への感謝です。我々がいま存在しているのは両親をはじめとする、多くの人にお世話になったから。

【情報過多なデザイン】海外進出支援をしているとよくある「日本企業が陥りやすい」パターンの例。オーストラリアのパッケージは文字が少なく、デザイン性の高いものが多いです。欧米諸国も同じだと思います。ゴミやプラスチック削減の観点から、包装もシンプルなものが受け入れられていますね~😊

中小零細企業が海外で成功するコツ。「プライドやこだわり」を捨てる。他国の「人や文化」を研究する。現地の人の「話を聞く耳を持つ」。実際に足を運び「肌で感じてみる」。海外では「全くの無名」だということを認識する。商品やサービスを「とりあえず使ってもらう」。どうですか?シンプルですね。

【イベント娯楽業、壊滅的打撃!】会計大手コンサル会社が業界別の影響を予測!オーストラリアのスポーツジム経営や映画館、イベント企画企業を含む娯楽・芸術業界で、減収額が、4月からの向こう4カ月間だけでなんと60億豪ドル(約4,191億円)を超えるそうです。かなり厳しい状況ですね・・・

オーストラリア保健省で毎日更新されている資料。他の政府機関でも様々な情報が閲覧可能。「旅行・留学以外の豪州情報って少ない」確かに欧米と比べると圧倒的に少ないですが、それは日本語の場合。英語の情報であれば山のようにあります。言語に関係なく本当に欲しい情報かどうか?ここが重要ですね!

【オーストラリアは魅力的な市場ではない?】半分正解で、半分間違い。大きな収益を目指す大手企業にとっては、資源関連など一部の分野を除いて、あまり魅力的な市場ではないかもしれません。では、我々ベンチャーや中小零細企業にとってはどうでしょう?とても魅力的な市場で十分な利益になります😊

世界規模で展開するコーヒーのチェーン店「スターバックス」。日本での人気は周知の通り。しかし、オーストラリアで最大のコーヒーチェーン店は「Gloria Jeans」。全土に460店舗以上。元々はアメリカ、シカゴ発。1996年に豪州企業が買収。こちらにお越しの際は是非お立ち寄りを~☕