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見ることと聞くこと


ぼくらは日々の生活の中でいろんなものを見ていますが

たいていぼんやりと見ています。

意志を持ってみると

発見に満ちてとっても楽しいです。


自分が嫌いだったり
自信のなかったりする人は、
自分が見ているものがよく分からないか、
自分の見ているものを否定しています。
 


 
例えば、以前クラスに
「リズムが見える」
「音がまとまって見える」
みたいな子がいました。
 
人がしゃべっていてると
リズムをきざみ出すんです。
 
まぁ、動き出しているその子は
周りから見ると
意味が分からないですよね。
 
きっとリズムが見えるんです。
 
でも、そんなこと言うと

先生や親にびっくりされます。
 
 
たいていの人は
「リズムなんて見えないから」
って変人扱いされます。
 
 
その子が、自分嫌いになるのは
明らかなことだと思います。
 
 
自分を嫌いになるのは簡単です。
その人が見ているものを
否定し続ければいいんです。
 
「そんなもの見て、何になる」ってね。
漫画が好きな子の漫画

遊びが好きな子の外の景色
 
 
そうして、人は
否定された自分の見方を
自分なりに正当化しようとします。
 
 
「それ、ホントはやりたかったでしょ」
って子どもに言うと
 
「ううん、どうせ、うまくできなかったから」
「いいえ、興味なかったし」
「前にやったことがあってね。
そのときうまくいかなかったから」
ってうそをつきます。
 
 
それが聞き方です。
たいてい、母親の口癖の反映です
うそは、親の思考パターンを踏襲しています。

このパターンを研究していますが

本当に面白いですよ。

会話の3番目に本音が出てくる人や

4番目とかたくさんいます。


 
そこを
「前は前だよ、そのときとは違うよ」
なんて言うと
人によっては怒り出します。

 
人が怒るのは
親の思考パターンを否定されたと感じたときです。

聞き方を否定されたとき。
(それも所詮、聞き方なんですけどね)
 
 
で、
人が自信をつけるとき
人が自分を好きになるとき
もうそれは明らかで
見えたものをビビりながらやるしかないんですよね。
 
 
ぼくも怖いですよ。
でも、怖くってもそこをやる。
 
 
すると、ある瞬間、
小さな声で
「ばなな、すてきだよ」
って聞こえる。
 
その積み重ね。
 
 
あるいは、仲間から
見えたものを見えたまま伝えてもらうこと。


ぼくらはよく見ることから始めるのです


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