IQ検査のススメ②

引き続きIQについて。受けると何がわかるのかへの話題転換となる。
なお自分が受けたのはWAIS-IIIとなる。どうも今では古いタイプの試験のようだ。

検査では得意と不得意が開示される

得意なこと
⑴会話や説明、文章といった言語的な概念を理解したり、表現すること。
⑵耳から聞いた内容を記憶したり、その内容を基に頭の中で考えたりすること。
⑶検品等の具体的な物を選別する作業。
⑷部分から全体を予測したり、父けた部分を見つけたり推測して補うこと。

得意でないこと
⑸文字や記号を打ち込んだりする作業。

以下のような思い当たりがあり、検査の精度の高さに衝撃を受けた(1回目)

・応対した相手との会話を年単位で覚えている場合が多い。
・相手との折衝の中で、相手の想定とこちらの伝えていることのズレを説明できる。
(1.2.4)

・データ入力は苦手(5)

心理士の数値解釈が続く

言語理解122、知覚統合112、作動記憶
123、処理速度107と大きな偏りがあり、得意なことと苦手なことの差が大きい
どの能力も平均以上か、最低でも平均的であるため、生活や仕事で能力的に困る可能性は低い

特に言語的な能力は得意で、聴覚記憶や内容を頭の中で思考する能力も高いために、高度なコミュニケーションが得意…ⅰ
視覚的な能力は聴覚ほど高いわけではないが、それでも平均が平均以上であるため、特に困ることは無い

強いて得意ではないことを挙げると、器用さと手早さが要求される課題は他の能力に比べてあまり得意ではないが、それでも平均的…ⅱ

検査結果の自分との照らし合わせ

結果を自分の業務歴に照らし合わせ、合致率に衝撃を受けた(2回目)

私のメインタスクは税・会計系であり法読解とデータ入力である。
つまり、対人法規説明という最も得意なタスクⅰと期限付きの正確なデータ入力という最も苦手なタスクⅱの複合である。

能力バランス的に法読解にデータ入力精度が追いつかず、鼻につく人間としてお姉様方から大変可愛がられた理由がここに集約されているように思う。

彼女らの能力配分とは全く逆であるため、理解に苦しんだと推測するが、逆の配分のがすぐ使い物になるので立場も自己肯定感も強いのではないかと考えている。

→学生時代のサボり癖は何処へやら、突然努力の人になり、能力バランスが悪いことを噛みしめながら悩み続けることになる。(③へ続く)

また現実対処として、データ入力は対処法が思いつかずミスが減らせない確信があった。ミスを集計して苦手分析に留めた。
得意なことに残りのリソースを割振り、結果として法とシステム理解に特化した。

学生の進路なら有効だろうが、専門職でない者の特化型選択は自殺に近い。
平常時に必要な知識の範囲が狭く、対応力の広さが求められる。必要十分の知識はすぐに超えてしまい稀に現れるイレギュラーケースの代打程度の価値しか持たなかったように思う。

早めに検査すると無駄な労力が減らせるかもしれない

結果論であるが、検査をしてから仕事を始めたり、早めに検査をすれば答えに辿り着くまでの時間を減らせたのではないかと感じる。
こういった点から、悩んでいるのであれば早めに検査することを勧めたく思っている。

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