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当たり前についての2つのD

こんにちは。久しぶりの投稿です。
新年度が始まって1ヶ月半経ちましたね。今日は、自分の頭の中の整理もかねて最近考えていることを書こうと思います。

皆さんにとって、2021年はどのような年だったでしょうか。
昨年に引き続きコロナウイルス感染症により、世界は多くの困難に直面しました。その中でも、毎日一生懸命生きている私たちは本当に偉いな〜と思いつつ、日本で生まれ育ち、無料でコロナワクチンを接種でき、何事もなく(まぁ、色々ありますが)生活できるのは当たり前ではないのだ、と改めて感じます。

日常生活を送る中で、私たちが日々無意識に当たり前として捉えていることはたくさんあると思います。それは、個人においてもそうですし、社会や経済全体のルールや慣習もそうです。

1955年12月1日、アフリカ系アメリカ人の女性Rosa Parksさんは、公共の乗り物において、黒人女性であるという理由で白人男性に席を譲るという「当たり前」に反対意思を表明しました。この彼女の勇気ある行動が、後の1950、60年台のアメリカ人種差別の撤廃運動に火をつけたのです。

これを機に、私は自分なりに当たり前と思っていたが感謝すべきこと、逆に当たり前とされてきて自分を含めた人々を苦しめていること、変えるべきことを考えました。

まず、このパンデミックの最中でも元気に働き、お給料で良いお家に暮らし、大好きな人達に囲まれて美味しいものを食べ、綺麗な景色を観に行くことができる。

これは決して当たり前ではなく、たまたま日本に生まれ、教育を受けることができた結果、今の仕事につくことができ、楽しい日々を送ることができているのです。
もちろん、私自身が努力した部分もありますが、周りのサポートを含め、環境に恵まれた結果に過ぎないのです。
日々何気なく過ごしていく中で、不平不満が出てくる時もあると思います。そんな時は少し立ち止まって、自分が与えられたものを見つめ直してみてください。

一方で、当たり前とされてきたルールが人々を苦しめることもあります。
私は生物学的にもアイデンティティも女性なのですが、
最近、女性は綺麗であるべきとか、出産に対するプレッシャー?が上司やパートナーの発言から聞き取れる時があります。

例えば、
「女性は大変だよね。リモートワークでも綺麗にみえるようにライトとか工夫しないとだもんね。」
「女性は29歳までに子どもを産んだ方が良いよね」

いやちょっと書きながら何だこの幼稚でいつの時代かもわからぬような発言と思ってきたのですが、こういった些細な”こうあるべき論”が人々を迷わせたり苦しめたりするんですよね。

仕事は必ずオフィスでやるべきみたいな考えも、コロナ前はあったかと思います。
しかし、コロナによって在宅ワークが可能となったように、大前提として当たり前に考えられていたものが、実はそうでもなかったりするんですよね。

あまり良い例は出せなかったのですが、言いたいことを集約すると、

★Don’t take anything for granted; you would realize its value when you lose it.

★Doubt the obvious  

ということです。
以上、当たり前についての2つのDでした。
Have a good night 💐


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