計算と理論の勉強方法

1.私の勉強スタイル              2.計算                    3.理論


今回はタイトルにもある通り、計算と理論の勉強の仕方について説明していこうと思う。しかしその前に会計士受験生としての私の勉強スタイルを紹介しようと思う。

私のスタイルといっても他の人も既に実施しているかもしれないが、勉強をする上で2つ大きなルールがある。それは原則

1.1日に勉強する科目数は3.4科目まで。

2.理論科目は同じ科目を1週間続けて勉強する。

というものだ。

1と2を実践する理由は実は同じで、色々な科目を毎日少しずつ進めるより、1つの科目を短期間でたくさんこなす方が実は効率的であると思っているからだ。特に理論科目はだらだらと論点を覚えるよりも短期集中でいっきに覚えきる方が合理的だと私は思う。実際この学習法は昨年の論文で二桁合格を果たした子もやっていた方法でサンプル数1という訳でもない。もちろん短期集中で1.2科目(理論)をやるということはその期間勉強出来ない科目が出てくるということと等しい。そういった状況については怖いと思うかもしれないが、その恐れをフォローする方法もちゃんとある。それについては各科目のnoteで解説しよう。またこの話は特段たくさんの科目の同時進行する勉強法をダメだという訳ではなく、私はこっちの方が合っていたという話なので、もし今の勉強方法が合わない人はぜひ試して欲しい。

さてようやく本題に移るが、まずは計算からだ。このnoteは論文式試験受験予定者(21年目標は特殊なのでここでは短答合格予定者ということにする)を対象としているが、そのようなレベル感の受験生は改めてこの論点が圧倒的に出来ないということはないのではないか?もしある方はまずそこを潰しにかかってほしい。各科目の計算学習法についてはその科目のnoteで詳細に語るが、ここではざっくりとした計算学習の総論を語りたいと思う。

といっても計算の総論の内容としてはたった1つである。それは計算の学習をするにあたって(租税法を除く)なぜこのような計算方法となるのかを常に意識するということである。財務の連結しかり、管理の標準しかり、経営のCAPMしかりこれはなぜこういう計算をするのか、なぜこういう計算方法となるのかを意識しながら解くと、結果として計算方法を暗記しやすくなるし、理論と計算が結びつけやすくなる。この話は特に財務に当てはまるが、管理でもこれを意識すると理論の暗記が多少は楽になるだろう。

次に理論ついてだが、まず読者に質問させて欲しい。皆は理論が好きか嫌いかどっちだろうか?もちろん科目にもよるだろうが、監査や財務理論は嫌いなどの声が聞こえてきそうな気もする。しかしそれぞれの科目の特性を理解して勉強さえすれば、理論科目など大したことはないのだ(c論点は除く)

まず理論科目はその性質上2つに分類されると私は考えている。それは、

1.一般的認識から解答可能(その傾向にあるものも含む)な理論科目

2.その科目独特のルールの中で解答が求められる理論科目

である。

1.は企業、監査、管理会計分野、経営学が当てはまると考えられる。これらは暗記していなくてもなんとなく答えを書いたら正解してた!みたいなことが起こり得る理論科目である。なぜそのようなことが起こり得るのかというと、これらの科目については、自分自身の直観的認識から推測を立てて解答することがある程度は可能であるためである。しかしそのような解答では解答としての精度は低く点数も低くなってしまう。そのためこれらの科目について直観的な閃きをより具体化していって精度の高い解答を作成するための思考プロセス(マジカルバナナのようなイメージ)を準備しておけば、暗記しているものはもちろんのこと、知らない問題もある程度解答することが可能である。その思考プロセスについては各科目でお伝えするとしよう。

2.については財務理論、原価計算分野、租税理論などが当てはまると考えられる。これらについては直感的に解答することは困難で、その科目内の一定のルール、原則を暗記して解答を作成していく必要がある。例えば財務理論についてはルール、原則として会計基準があり、この規範を定めた理由や制度背景を答える問題が主だがこんなもの今までの人生経験から解答を作成するなんて到底不可能だ。そのため理論の勉強をするに当たってはそのルールを覚えていく必要がある。しかしそのルール(財務の概フレなど)を覚えてしまいさえすれば、知らない論点がでできた時でもそのルールからある程度の解答が可能になってくる。

まとめると、

1.については解答作成のための思考プロセスを準備する

2.については科目内でのルール、原則を覚える

ことが重要となってくる。この2つについての各科目の詳細はそれぞれのnoteで述べていく。今書いた内容だけでコツを理解できる者は天才だと思うため、何を言ってんだとなってもめげずに各科目のnoteで要点を掴んでいって欲しい。

それでは次のnoteでは企業法についてより詳細に説明していきたいと思う。では。🍌

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