企業法

さてさて、やっと企業法の勉強法である。目次はこちら。

1.A判定までかかる期間 2.やるべき事 

の順に書いていこうと思う。会計士受験の総論的な内容については、前回のnoteで書いたのでそちらを見て欲しい。

1.A判定までの必要期間

まずA判定までかかる期間については以下で示す勉強法を実践すれば短答合格レベルの受験生は毎日3〜4時間を3週間続ければ十分にA判定が取れると思う。この継続しての3週間が大事で、前回のnoteでも触れたが、短期集中で理論に取り組むのが私はおすすめだ。

2.やるべき事

企業法の模範解答は各予備校によってとんでもなく違う。私はTAC生であるためTAC式の解答作成方法しかお伝えできない。しかし、書く必要がある内容はどこの予備校も一緒であるため、その観点から勉強方法を教えていきたいと思う。

まず、企業法で主に書かされる内容としては、

条文、趣旨、論証 の3つである。

この3つを上手く使いこなせるものが企業法の成績上位層となっていくのである。そしてこの3つは密接に関わり合っている。それぞれ独立的ではないため、ばらばらに勉強するのは非常に効率が悪い。以下でどのように勉強していくべきか説明しよう。ますば画像をみてほしい。

画像1

この5つのステップで企業法については短答合格者レベルは余裕でA判定は取れる。順を追って説明していこう。

1.は全体を見る作業だ。その章(株主総会など)に関する条文がどのような趣旨や考えに沿って定められているか最初に理解する必要がある。これをする事で例え細かい趣旨を忘れてもざっくりとだが趣旨を書くことができるし、知らない条文が求められても、趣旨からこんな条文ありそうという逆順の予想ができるようになる。また条文の手続きや効果なども覚えやすくなるだろう

2.は1.を踏まえてよく使う条文を覚えていく作業だ。企業法は条文に始まり、条文に終わる。頻出条文はしっかり覚えて欲しい。これをするにあたってはその条文がどんな内容か簡単に書いておくとよいだろう。そうすると法令基準を見た時に難しい言葉に面食らうこともなくなる。また趣旨なども簡単に書いておくと覚えやすくなる。

画像2

3.については覚えなければならない論証を覚えていく作業だ。あの長文を覚えることは皆苦痛であると思うが、論証とは条文の解釈であるため、なにも突拍子もないことを覚えなければならないわけでない。ある状況に条文を適用するときにピッタリと当てはまらない、もしくは類推する必要があるから解釈が生まれてくるのだ。そしてその状況を想像するのは案外難しくない。そのためそのような状況(なぜ解釈が生まれてくるのか?誰のための解釈か?)を考えながら覚えると暗記した内容が分厚くなり抜けにくくなる。もちろん1回で覚えきるのは無理かもしれないが最初は体系的な内容を暗記、次は全文を暗記という順で暗記してみよい。

4.は偏差値56を60にするための作業だ。つまり差がつくポイントだ。計算規則や細かい趣旨も暗記して周りを驚かせよう。

5.は5つの中で一番重要性が低いが不安な人はやってもいいと思う。まだ自分が知らない趣旨などに出会えればラッキーだ。

また、企業法におけるアウトプットは答練だ。基本はここでアウトプットをしていくことになる。これも覚えておいて欲しい。

復習は頻繁にして欲しい。もう覚えていると思っても復習はやめてはいけない。どんどんと復習すべき内容がでてくるが、強弱をつけて頑張って欲しい。

以上の内容を実践すれば必ず企業法でA判定はとれる。

次は財務会計で。では🍌


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?