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樋口婚(切腹婚)のすすめ#10「愛があるのが当たり前」だと気づいた日

この物語は、バナナがポッドキャストを通じて愛を知り、幸せに気がつくノンフィクションストーリーです。



父から生き方を反省しろと言われた私がまず考えたのは

「何を変えよう」ではなく


「何を手放そう」だった。


手放す事を考えることで

逆に自分にとって「手放してはいけないものは何か」を考える様になった。



この考えに至ったきっかけをくれたのは

新型大人ウィルスの感染拡大プロジェクト(樋口婚(切腹婚)のすすめ#8参照)以降聴くようになった色んな人のポッドキャストの一つである

「シュウの放すラジオ」だ

(シュウさんについては、この回が面白くてわかりやすいと思うので、聴いてみてね!)

https://open.spotify.com/episode/6wjUj1TTY2kHZ0jKfBkSgo?si=8WxcNuVMQ1ew90FC_ZsLPw


今までの私は、人が離れることが何よりも怖くて

やたら友達を作ろうとして過剰に相手にサービスしたり、八方美人をしたりしていた。

さらに物欲も高かったから、収入にも執着して、朝から夜中まで働きまくる生活をしていた。


そしてなにより

「毎日頑張り、サボってはいけない」

「自分よりも周りのために生きなければならない」

という謎の概念が、20代から30代前半まであって
それに捕らわれている生活をしていた。


そんな私だったけど

「放すは手放すの放す~」と癒される声でいつも言っている「シュウの放すラジオ」を聴いて

あれ?もしかして、私もこっち(手放すこと)に向かった方がいいんじゃない?

と思うようになっていった。


今の自分にとって何を手放すべきか考えた結果



「車」を手放す決意をした。



都会の人にはピンとこないかもしれないが


(サイ)ゼリアも無ぇ!

電車も無ぇ!(汽車が1時間に1、2本だけ走ってるよ)

バスもそれほど走って無ぇ!


な、徳島で車を手放すというのは、かなり面倒で覚悟のいることなのだ。


仕事に融通がきかなくなるから、収入減は確実だし
婚活にも絶対影響でてくる 。
(車を持ってない事が徳島ではマイナス要素だから)



それでも、新しく車を買う余裕もないし
一度手放してみようと思った。


つまり、収入と、異性受けと、利便性を手放し

かわりに汽車&徒歩生活と
ゆるやかな時間を手に入れたのだ。



それから毎日
最寄り駅から30分汽車に揺られ
徳島駅を降りて約1時間歩いて出勤する
という生活となった。


慣れない徒歩での通勤時間のテンションを上げるべく

愛の楽曲工房をはじめからから聞き直すことにした。



これが、すこぶる良かった!



春のおだやかな気候にぴったりな
明るい話題や音楽だったし

歩きながら聴くことで
運転しながらだと聞き逃していた色んな発見があり

とても楽しく
そして時に深く聴くことができた。




そんなふうに気持ちよく聴いていたある日の朝

ちょうど川沿いの橋を渡っている途中

番組のEDテーマを作るコーナーで

樋口さんの歌声に、思わず足が止まった。



『世界を愛することさ



 周りを愛することさ



 でもそのためには自分を愛さなきゃならない』





頭に、いろんな人の顔や言葉が、わーっとうかんだ。


子宮頸がんと事故が起きてからというもの
私は実は、たくさんのものを貰っていたのだ。



マスターや仕事の仲間や友達から貰った
励ましやお見舞い


親と向き合った時間
そして貰った厳しい言葉たち


そのあと叔母が心配してくれて
ごちそうして貰った美味しいお蕎麦


そしてTwitterで顔もみたことない人たちから貰った
暖かい励ましの言葉やいいねの数



あれ?
私って本当は
めっちゃたくさんの人に愛されてたんだ。


なんで、今まで気がつかなかったんだろう


なんで、わかりやすい
恋愛の愛だけに捕らわれていたんだろう


あれも

それも

これも


全部「愛」じゃ―――ん!!(◎_◎;)



そして最後の歌声に、また震えた。


『愛なんて特別な事じゃないのさ



 愛があるのが当たり前』



全部がつながった気がした。



本当にそうだ

当たり前にあったものに
気づけなかっただけなんだ!



でもこれって
いきなり天から降ってきたように気づいた訳じゃなくて


「コテンラジオ」がぶっこわしてくれた固定概念と
生きているだけでもいいという安心感


「愛の楽曲工房」や「新型大人ウィルス」で
染みついてきた樋口イズム


思い切って始めたポッドキャスト「永遠の罠」で
マスターが教えてくれた普遍的で大事な事


そしてそこから繋がった

「自然体で配信している皆のポッドキャスト」がくれた
優しいコミュニケーションや色んな考え方



全てが、少しずつ、少しずつ
自分の中に入っていったことで

行動する勇気や
新しい自分を受け入れる勇気をくれたんだと思う。

そして最後に、樋口さんの歌が
その積み重なったものを
言語化してくれたような感覚だった。



これからは生きる上での優先順位1位を
「愛」にしよう。


それ以外は、手放そう。



そう自分の中で確信づいたものがあると
自分がこれからどう生きるべきかもはっきりして
喉に引っかかっていた小骨がとれたような
えもいわれぬすっきり感に包まれた。

この感覚を忘れないようにと、携帯電話のメモ機能を開き、一気に文章を打ち込んだ。


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私はたくさんの人から愛されているし
(何かお返しがあるとか、相手が言葉上の愛してるを
私に思っているかどうかは全く関係なく)

周りの人も誰かから愛されていると信じてる。

何も成し遂げられなかった人生だったけど
たくさんの人から(一時的だろうか継続してだろうが)
愛されていた。


大事な人を守る、救う、寄り添うために
私自身はノーストレスでいることを心がける。


笑顔を惜しみなく


したくない事はしない


会いたい人としか会わない


好きなもので周りを固める


精神的なこと以外は欲はださない


人の悪口は言わない


敵を作らない(味方を作るとも思わない)


今まで充分あがいてきたし、苦しんだし、失ったし
愚かなこともしたから、そういうのはもういい。


同じ過ちをしないこと


清く 正しく 美しく


でも癖はすぐにはとれない
ついやってしまったらもうしないと直ぐに戻す


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それから毎朝、自分の書いたメモを読み

「愛の楽曲工房#26」で
樋口さん、太陽さん、青柳さんが日本語版+ラップで
歌っているテーマソングを聴くのが日課になった。
【現在は曲販売中です!ぜひ聴いてみてね!】


そうすると
朝晩私自身を虐めていたあの呪文がいつのまにか


「私はたくさんの人から愛されているし
 周りの人も誰かから愛されている。」


に完全にすりかわっていた。




私自身の「状況」は何も変わってないのに


あんなに求めもがいていた


幸せな「状態」になることができていた。



(続く)

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