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私はコーヒーのこと好きだけどコーヒーは私を別に好きじゃないみたい

・私、コーヒーにずっと片想いしてる。


・もう好きってばれてるのに、こんなはっきり好きって言っちゃうと、やっぱり、恥ずかしいね。。。(コーヒーのことを伏し目がちに見つめながら)


・せっかくだから、今日は彼と出会ったきっかけから話そう。(彼とは、コーヒーのことです!)

・最初に出会ったのは中学3年生の時。私は高校受験のために早起きして勉強していて、当時は眠気覚ましにカフェオレを飲んでいた。


・カフェオレはとても甘くて優しくて素敵だったけど、ちょっとカロリーが高くて。カフェオレに甘え続けてたらお互いにとって良くないと思ったから、ちょっとずつ距離をとることにした。そこで初めてカフェオレの隣にいたブラックコーヒーのことが気になり始めた。


・そこから彼のこと好きになるまで時間はかからなかった。最初は黒くて苦くてちょっと怖かったけど、大人っぽいところとか、落ち着いてるところがとっても魅力的で。一見クールに見えるけど、毎朝彼のところに会いに行くとちゃんと私のこと起こしてくれる。もちろん寒いときはホットにもなってくれるよ。意外とお節介で優しいでしょ。



・あと、ここだけの話ね、彼、とっても良い匂いがするの、、、、、、、、、。



・友達や、久しぶりに会う親戚に彼への気持ちを話すと、決まって驚かれる。私は小さい頃からめちゃくちゃ甘党なのにコーヒーのこと好きになることが信じられないらしい。私もこんなに彼に夢中になると思わなかった。でも、恋ってそんなものなの、きっと。


・そんな感じで、ずっと彼に片想いしている。彼は出会ったころと全く変わらず、黒くて苦い。全然振り向いてくれる気がしない。


・つれないのね。私はあなたのせいでこんなに甘くなっているのに。。。。。。。
いつか、いつか私が、コーヒーが似合うような大人の女性になったら、振り向いてくれるんだろうか。

・私頑張るから、、、。私があなたにふさわしい女になるまで、他の人の前で、微糖になんかなっちゃイヤよ、、、、、!!









・何言ってるか分からないですか?私もです。



・おわれ






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