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「星野源」を知らずに死んでいく人生

・今日は私が今、星野源さんにお熱だというお話をしますよ。

・星野源に「お熱」というか、「星野源」を「知った」という方が適切かもしれない。各方面の星野源さんが好きな方々に怒られそうなので、事前に謝っておくことにします。
今から私はたいして星野源さんのことを知らないまま『MIU404』と『逃げるが恥だが役に立つ』を見ただけの勢いでこれを書こうとしています。本当にすみません。どうか許して下さい。
以下敬称略させていただくことも重ねてお許し下さい。えへ。

・そうなんです。先日何気なく見始めた『MIU404』が面白すぎて一日で完走、「星野源、、星野源が足りねえ、、星野源をもっとくれ、、、、、、」となり、数日後にそのままの勢いで『逃げるが恥だが役に立つ』も一気見してしまった。2024年になって人生で初めて逃げ恥を見た人類って私が1人目なんじゃないだろうか。

・そもそも『MIU404』を見たきっかけは星野源ではない。この前映画館で『カラオケ行こ!』を見て「綾野剛って格好いい!綾野剛いっぱいください!」となったからだ。

・見始めたときは誠におこがましくも「綾野剛!!綾野剛!!それから、、、ふ~ん、星野源、、逃げ恥の人ね、、、」という感じだった。

・先日の私、悪いこと言わないから全世界に向けて地面に額を擦り付けて謝りなさい。


・本当に見て良かった。出会えてよかった。この『MIU404』を「見終わったら、2020年のこともっと好きになるよ」と言って勧めてくれたMIU強火オタクの友達に、LINEで30行くらい感想を送ったがそれでも飽き足らず、結局電話をかけて『MIU404』のドラマが持つテーマ性や演出の効果、キャラクターの解釈について2時間くらい話した。

・『MIU404』…マジで「見終わったら、2020年のこともっと好きになるよ」という言葉の通り、見終わった後「2020年、”在って”良かった、、、、、、、、、」となったな。本当にありがとう。


・強火オタクの友達は何回も「『MIU404』にたどり着いてくれたことが本当に嬉しい。ありがとう。ようこそ、、、」と繰り返していた。教祖か?

・『逃げるが恥だが役に立つ』も面白かった。ガッキー演じる森山みくりと星野源演じる津崎平匡のぎこちなくも誠実なやり取りにずっとキュンキュンが止まらなかった。


・でも、見ながら「逃げ恥って思ったより大人向けのドラマだったんだなあ」と思った。

・逃げ恥がリアルタイムでやっていたとき私は小学生で、当時周りの友達はみんな逃げ恥を見て、狂ったように人差し指を立てて恋ダンスを踊っていた。
でも、2024年、大学生になった今見てみると、とてもじゃないが小学生で理解できる話の内容ではないと感じたし、かなりオブラートに包んだ表現がされているものの、当時の年齢で見るにしては少々気まずい場面も多かった。

・当時の同級生はほんとに小学生にしてこれを見ていたのか、、?面白いと思っていたのか、、?あんまり内容理解云々について思いを巡らせることはなくただ単純に「ガッキーかわいい!星野源かっこいい!ワ!!チューした!!!!!!!!」て思いながら見てたんだろうか。


・そう、そうだ、キスシーンの話したい。ドラマの中でキスシーンが出てきたとき、思わず「ワ!!!!!チューした!!!!!!!!!」とびっくりしてしまった。

・私が恋愛をテーマにした作品にあまり触れてこなかったのですっかり忘れていたんだけど、そういえば好き同士の人間ってキスとかするのか。
本や歌詞では「キス」という単語を見てもなんだか抽象的なものとして捉えていたので、具体的な行為を意識してなかったんだけど、映像作品で見ると(当たり前なんだけど)あまりにも視覚から脳みそに直接届くので驚いてしまった。よくよく考えると唇くっつけるってどういうことだよ。顔近すぎて恥ずかしくなちゃうな。恥ずかしくって、平匡さんとみくりちゃんのキスシーン一度も直視できなかったよ。ほんとに当時の同級生は小学生ながらにこれを見ていたんですか?何なんですか?

・話はそれましたが、結論、総じて星野源って良すぎる。志摩さんと平匡さんと、『コウノドリ』の四宮先生と歌手・星野源とANNラジオパーソナリティ・星野源が同一人物なんて、頭では理解できるけど全然納得いかない。きっと「星野源」という概念の入れ物のなかでたくさんのキャラクターが入れ替わっている。星野源って一人じゃない。多分。知らんけど。


・今まで星野源の演技、音楽、本、ラジオすべて存在を認知しながらも「ふ~~~~~ん、星野源ね~~~」みたいなスカした態度で通り過ぎていた。

・何やってるんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


・みんな「星野源」を知ってたんですか?もしかして私だけが知らなかったんですか?「星野源」。なんで私は今まで「星野源」を知らずに生きてきたのだろうか。私は「星野源」を知らずにどうやってここまで生きて来れたのだろうか。もう「星野源」を知らなかったあの頃どうやって生きていたのか思い出せないよ。


・しかしながら、「何やってんだよ!!!!!!!!!!!自分!!!!!!!!!」とは思っていながらも今まで「星野源」を知らなかった日々を後悔するのではなく、今こうして「星野源」を知ることができたことに感謝したいと強く思っている。「星野源」を知らずに死んでいく人生じゃなくて、本当に良かった。


・人はきっと、各々の出会うべきタイミングで「星野源」と「出会う」のだろう。「世界」って「星野源」だから。


・おわり

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