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割と真剣に

ここに来て丸3年になろうとしているお家をただいま絶賛整理中。

今日は紙類の整理をチビチビやっていた。

昨年会社を退職した時点でこの部屋に住み続ける理由はなくなっていたのだが、当時は引越しするには疲れ過ぎていたし、女ひとりが安心してぷらぷらするには事欠かない周辺環境も気に入っていたので、引き続き契約更新をした。

以降同じ場所に住み続け、一見なにも変わってないようにも思えるこの9ヶ月だが、その実わたしの世界は月まで行って帰ってきたんじゃなかろうかというくらいに一変し、結果として自分と自分を取り巻くいろいろなものとの間にバグが生じている今である。

住まい、身につけるもの、過去の自分と今の自分、その他モロモロ…

そのことについては薄々気付いてはいたものの、「モノに執着する」
「その割に管理は出来ない」
という不治の性質も相まって、引越しのことを考えると気が滅入り、悶々とジトっと動かずにいた。

しかし、そんな横着モンの私にもいよいよ何処かに行かなければならない状況が差し迫ってくる。

そう、退職金を使い切ったのだ。
たったの9ヶ月で

それに関して、ある人には「それはある意味才能」と、また別の人からは「本当の自分の楽しみだけに使ったお金はまた返ってくるから大丈夫」と言ってもらえた。

捉え方はいろいろあろうかと思うが、私はこれらの意見を全面的に採用したい。

欲望の趨くままに行きたい所に行き、会いたい人に会い、着たい服を着る、etc…を続けていたら意外に早く決着の時を迎えた。
我ながらアホなのかと我が身を疑うが、実際にやってみて良かったと思う。

QUANTA京都リトリートでyujiさんに貰った宿題はこういうことだったのかと

自分が贅沢な人間だということが、
それをやりたくて生まれてきたのだということが、
体感し、思い出せたから。
うん、体感大事。

そして幸いなことに、そうなったらなったで強力な応援団もちゃんと現れた。

バイブス認証をもとに独断と偏見で手放しを断行するカッコいい魔女軍団。

物を捨てられない私にとって、彼女たちが華麗なスローインで袋に次々とブッ込んで行くサマは頭をトンカチで殴られたぐらいの衝撃であった。

また不思議なことに、手放す時は「あぁ…高かったあのコート!」などと断腸の思いでビニール袋に入れるのだが、その袋が回収されてしまった翌日にはもうすっかり忘れている。

なんだったんだ、今までの私…

というわけで、史上最大限に身軽になりつつある今、
次はどんな世界でどうやって生きようかを割と真剣に考え中。








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