【連載】会社で気候変動 勉強会はじめたので No.3

ひょんなことから気候変動に関する会社の勉強会で連載することになりました。その下書きをここに書いてコピペで社内SNSに投稿します。

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ダメ押しでIPCCの六次報告書では近年起きている高温、大雨、干ばつも人為的なものと結論付けています。下図は世界地図で、色が濃いほど人の影響が出ている、ということです。確かに日本でも各地で洪水が起きていて熱海の土石流も記憶に新しいところですが、それも人間の影響のものと言えるかもしれません。

■気温の影響

画像2

■大雨の影響

画像3

さて、すでに人間の影響が出てしまっている世界、このままどうなってしまうのでしょうか?私たちの老後や子供の世代はどうなるのでしょうか?2050年なんて実はあと30年です。その時あなたは何歳?

IPCCでは温暖化ガスの排出別で以下5つのシナリオで予測しています。

最悪:温室効果ガスが2050年に現在の2倍になる
悪:2100年に現在の2倍になる
維持:今の水準で推移したのちだんだん減っていく
良:現水準よりだんだん減っていき2075年頃にゼロ
最良:2050年頃にゼロになりそれ以降マイナスになる

■温室効果ガスの排出予測

排出量

最良予測はすごいですね。2020年頃からぐっと減っています。変曲点が見られますから、きっと世界中をあげて何かが起きたのでしょう!現実的には「維持」か「悪」になってしまいそうな気がしますが、どう思いますか?

IPCCはシナリオ別に2081年~2100年の気温上昇幅を求めます。実はもう100年ほど前からは1℃上がってしまっているので、それ込みの気温上昇です。

上昇幅予測

最良、良 予測で1℃台を何とか維持ししています。
維持 で2℃台。
悪や最悪だと3℃台だったり4℃台いってしまっています。

既に1℃上昇で今私たちが感じてしまうほどの影響がでています。それが0,5℃変わるとどうなるのでしょう?影響はいかほど?

つづく。

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