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【日記】月城莉奈さんのチェキと一緒に旅行に行ったお話

こんにちは。お久しぶりです。

昨年の11月から6ヶ月連続東京遠征中。
推しに会いに行く以外予定がない男ことばんぶーおじさんです。

おかげさまでいろんな界隈のファンの方々とお話したり、飲みに行かせてもらったりしていて、自分たちが知らない楽しみ方とか(そもそも知らなくて良いこともあるとか置いといて)、向き合い方とか学んだりもしています。

去年、関西電力黒部第四発電所の公募見学会に当選し、マイカーで長野県大町→黒部ルート→富山県立山→アルペンルート経由で長野県大町→金沢県和倉温泉と2800km程度の旅行を敢行。もともと運転好き、ドライブ好きの血にダム巡りというエッセンスが加わり危険度が増していました。

マイカー移動の最大のメリットは時間や予定に縛られないこと。飛行機や新幹線の時間を気にすることもなく、レンタカーの返却時間を気にすることもなく、予定を追加したり順番を入れ替えたり自由にできます。早朝・深夜に移動することで渋滞も回避でき、朝から現地を楽しむことができます。費用は公共交通機関+レンタカーで行くのと同じかちょい高め。運転好きなのでその辺を加味して自走旅行にハマっています。

今年のGWも暇を持て余すこと必須ということで、ふんわり宿だけ押さえて下記の旅行日程をたてました。

4月28日(金)夜九州を出発
4月29日(土)京都・車折神社→静岡県浜松市へ(浜松泊)
4月30日(日)浜松・はままつフラワーパーク(浜松泊)
5月1日(月)浜松→埼玉県春日部市へ→首都圏外郭放水路見学会(春日部泊)
5月2日(火)群馬県吾妻郡八ッ場ダムへ(都内泊)
5月3日(水)九州へ向け出発
5月4日(木)朝9時髪を切る

意味不明ですが、結局予定変更することなく

そして今回の旅のお供は月城莉奈さんのチェキ。通称チェキしろ。
理由は単純

連れてけって言われたら仕方ないなぁ・・・(遠い目)
4月23日の朗読会のチェキがちょうど28日に届いたので連れて行くことにしました。

旅は順調。1時間×3回ほどの仮眠をとりつつ、朝の10時に車折神社に到着。ここはスタイルキューブ所属の皆さんの玉垣があることでも(一部で)有名。ここに来るのは3回目です。自分のことより推しのこと。つきしろや夏織ちゃんたちのお仕事活躍、何よりも健やかに笑って過ごせるように勝手にお願いしてきました。

思っていたよりも早くお参りが済んだので、伏見稲荷大社の千本鳥居を見に行きます。

山頂のお社まで山登りの参道をせっかく来たからと歩き通しました。この日は気温が26度。半袖でも暑いくらいの気温の中、最後の方はかなり必死の形相をしてたと思います。

外国人観光客がかなり増えていて、日本人を探すのが難しいくらい。これが本来の京都の姿だよなあと感動しつつ、かき分けかき分け進みます。

山頂に近づくに連れ人気もまばらに
鳥居の下り方面(神様に対して背)の方には奉納した企業や個人名がずらり

山頂に近づくに連れて人気もまばらになってきて、京都市内の山の中なのに喧騒がどんどん遠くなっていく感覚は気持ちよかったです。鳥居は30cmほど掘った穴の中に立っており、モルタルと鋼板で根本を補強していました。中には腐って隣の鳥居により掛かるようにして倒れているものもありましたが、そうしたものはすぐに撤去されるようで、新しい鳥居を設置する準備もあちこちでされていました。この鳥居すべてが「奉納」で、企業や個人が建立しているというところに人々の想いの流れを感じるところがありました。

前回訪れたときに工事中だった清水寺も本当は行きたかったのですが、本日浜松まで移動することを考えるとそろそろ時間的に厳しくなってきていました。

最後にお土産を買いに京都駅。お土産は八つ橋とちりめん山椒。お土産を選んでいると急遽京都在住の友達が会いに来てくれることに。

一緒にご飯をたべました。実は一週間ほど前に持病のお腹の調子が良くなくて、まだ不安が残っている状態でしたがそんな私のオーダーにも応えられる場所チョイスで感謝。お値段の割に信じられないくらい美味しかったです。

そこからE1A新名神・伊勢湾岸自動車道・東名高速と車を走らせ、予定通り17時に寸座駅に到着。

天竜浜名湖鉄道の寸座駅はいぬじゅん著の小説「無人駅で君を待っている」の舞台。これを題材にした朗読劇に以前つきしろが出演しており、その聖地巡礼も兼ねて訪れました。

降ったり止んだりの生憎の天気。きっとここで見る夕焼けはとっても綺麗なんだろうなと思いを馳せていると、ちょうど新所原行きの列車がやってきました。

少し小高いところを走る線路。寸座峠という上り坂の途中から駅へ入る。遠くから近づいてくる車輪の音。ブレーキ音を響かせながらゆっくりと近づいてくる。開いたドアから誰かが(会いたい人?誰?叶えたい願い?何?)がとんとんと靴を鳴らして降りて来る。物語の中のような現実に物語の中にワープしたかのような錯覚に囚われます。日本全国の無人駅で物語を探しても、ここでしか見つからない、生まれなかった物語なんだろうなって直感が呼びかけてきます。またつきしろのお芝居を観たくなってきました。

浜名湖を見下ろす寸座駅のホームから

今回カフェテラス・サンマリノには敢えていきませんでした。そうすることでまた誰かと一緒にここに来たくなる。そんな想いや願いをたまるベンチの上に置いてきた…ということで。

浜松では浜松駅前のコンフォートホテル浜松に二泊しました。14000円。4日後に始まる浜松まつり前だからか、意外とお手頃で安心。

夕食は浜松餃子へチャレンジしました。

丸い配置にもやしの浜松スタイル。野菜多めでシャキシャキした食感、にんにくは控えめ?で美味しかったです。お腹の調子も良くなってきていたので程々にビールを楽しみホテルへ戻りました。

野武士。気軽に浜松餃子楽しめた

朝食バイキングがよくて、ついつい取り過ぎちゃって食べ過ぎちゃいました。ちなみに僕がホテル朝食で欠かせないのは、スクランブルエッグにボイルしたウインナー、ポテトサラダとクロワッサンにマーガリン。クロワッサンが置いてあるといつも4,5個取ってしまいます。うなぎご飯も興味があったのでお味見。そういやうなぎ今日食べようと思ってたんだった…。とお腹を擦りながらホテルを出発したのでした。

友達に案内してもらいながらはままつフラワーパークを散策。例年よりも早く見頃を迎えてしまった藤棚は、昨日からの雨の影響もあって散りはじめていました。

しかし広い園内を散策していると、通路沿いの木も花をつけていたり、小さな小さな花が雨に濡れた蕾を膨らませたりしているのを見ると、自然と心が安らいでいきました。

温室の中では音楽の演奏会も

外の曇天から一歩温室の中に入ると、明るく、鮮やかに保たれた空間に少し面食らってしまいました。地元の動植物園にある「温室」は熱帯植物が鬱蒼と生い茂るジャングルのようなところだったからです。(もちろんこの奥にそういうエリアもあります)そうしたイメージを覆してくれたここは掛け値なしで素敵なエリアでした。

手前から奥に向かって花壇の花の色が変わっていくスマイルガーデン

温室のとなりのバラ園、そして奥の方にあるスマイルガーデンも僕の植物園のイメージとは少し違っていて、様々な種類の花が来訪者を迎えてくれるような親しみのある庭園に感じました。

お昼ごはんには浜名湖名物の鰻を食べに行きました。

以前僕が清水の方で食べた鰻は、皮も身もふっくらとした、雲のような食感が印象的でした。この日食べた鰻は身はふっくら、皮はパリッとしていて香ばしさも美味でした。最高。

ちなみに浜松といえば鰻…のくだりは2021年のバースデー配信でオリジナルTシャツのデザインをしたときにもありました。ようやく浜松の鰻を食べることができて悲願成就となりました。

Tシャツグッズは今でもすべて買えますので是非。

弁天島の鳥居

夏はきっと海水浴客で賑わうだろう弁天島。ゆるキャンやガヴリールドロップアウト、夢見る男子は現実主義者のパネルがあり、アニメツーリズム的にも今後目が離せなさそうなエリアです。

ゆるキャンのパネルと鳥居
ガヴリールドロップアウトの聖地マップ
石原夏織が主題歌を担当することが決まっている夢見る男子は現実主義者のパネル

午後からどうしようかと話をしながら散策。興味があったスズキ博物館は定休日。すると友人は航空自衛隊浜松広報館エアーパークを提案してくれました。

結論、成田空港そばの航空科学博物館と合わせて飛行機好きは絶対行った方がいいです。F1、F2戦闘機からつい先日退役したばかりのF4まで実物展示。歴代のブルーインパルス機もあって戦闘機にそんなに詳しくなくても楽しめると思います。

つい先日まで空を飛んでいた現行のT4練習機
T4の座席はメッシュ生地になっていて他のどの機体よりも快適そうだった
エンジンや兵装の展示も充実
一度は飛んでいるところを生で観たかったF4

飛行機はやはり大きくて、メカメカしくて、かっこいい。思わぬ寄り道に大興奮してしまって、僕も小さい頃に駐屯地のイベントとかに行って戦車に座らせてもらったりしていたことを思い出しました。展示の入れ替えなども随時行われているようで、ここでしか見れない動画も多数あるようです。シミュレータやVRも充実してるのでいつか自分に子供ができたら連れていきたい場所が増えました(なお予定)

一夜明けて浜松。

広すぎる。大河ドラマ館も気になる。リベンジ確定

朝から市内を少しお散歩。ここにもきれいな藤棚があると聞いて浜松城公園にたどり着くも広すぎる。できたばかりの大河ドラマ館。まだまだ浜松観足りない。けれど出発の時間が迫っています。今日は春日部まで移動しなければいけないのです。

富士山。でかい。

昨日までの曇天と打って変わってどこまでも続く青空。今のところ混雑とは無縁の新東名を快適に飛ばします。

平塚でラーメンを食べました。おいしかったです。

途中神奈川県に住む友達に誘われてラーメンを食べにいきました。彼の地元で彼のおすすめのラーメンを食べる。なんだか面白くて、美味しかったです。

声をかけてくれるのももちろん嬉しいけど、いつもツイッターでみている誰かの日常、誰かの毎日の場所に自分がいることがおもしろい。こんなんでいいの?って言われるけどそんなんが楽しい。知らない世界がまだまだたくさんあります。

お腹いっぱい、陽気の中のドライブは少し眠たくもありましたが、無事に14時に埼玉県春日部市の首都圏外郭放水路へ。

大雨が降ったときに水をため、江戸川へ放流する、5本の立坑とそれをつなぐトンネル、調圧水槽、そして排水機場で構成された世界最大級の治水施設です。見学ツアーのコースは4つあり、調圧水槽を見学する地下神殿コース、第一立坑の階段を上り下りできる立坑体験コース、放水の要ガスタービンエンジンとポンプをメインに見学するポンプ堪能コース、ポンプの吸込口まで長靴を履いて進みインペラ(羽根車)を見学するインペラ探検コースとなっています。今日はポンプ堪能コースを見学します。

龍Q館各所で見ることになる概略図

第2~第5立坑に各河川から流れ込んだ水は、地下トンネルを通って第一立坑へやってきます。5つの立坑の貯水量が満タンに近づいてくると、水位が上がり、調圧水槽を通って4台のポンプで江戸川へ排水されます。このポンプは4台で200㎥/秒の排水能力があり、25mプールを1秒で満タンにする能力です。ポンプは荏原製作所、エンジンは三菱重工の航空機用ガスタービンエンジンです。この巨大なポンプを悪天候時にも安定稼働させるためには、大容量の電気を引いてモーターを回すよりもエンジンを使うほうが良いこと、ディーゼルエンジンよりも振動が少なく小型軽量にできること、排水量の調整のために回転数を調整しても出力が安定することなどからガスタービンエンジンが採用されているようです。各発電機や原動機、ポンプのギアボックスは屋内にも関わらずキュービクルタイプでした。おそらくこれは各機器を密閉し、その内部に二酸化炭素消火剤を噴射することでポンプ室という大空間で効果的に消火を行うためでしょう。

常用自家発電設備は地下1階に2機あり合計で2000KVAほど
二酸化炭素消火剤の配管がキュービクルにつながっている


1号機と書いてあるところがギアボックス、真下にポンプがある
奥にエンジンがあり吸気ダクト・排気ダクトが伸びている。

残念ながらエンジン本体は撮影禁止でした。航空機エンジンがベースということもあるのでしょうねえ。

のぞき窓から見えるのは巨大な歯車

仕事上の色々があるので興味深い。外置きの燃料油予熱ユニット、タービン油供給ユニット。ジェットエンジンは美しい。構造的にはレシプロのディーゼルエンジンよりもシンプルで効率が良い。その分緻密な精度が要求され、維持管理コストが高い。しかし高出力を安定して連続供給するという目的にはこれほどにまで適したものはない。軽量で振動が少ないということは設置箇所の基礎や構造物の制約が少なく限られた地下空間の中に納めることができる。なぜガスタービンエンジン?という疑問はこの地下ポンプ場を見れば解決しました。

地上部にあるゲート弁の開閉機構

地上へ戻りゲート弁の開閉機構を見学。不思議な形状のこれは阪神動力機械のACCU LIFTというラック式の開閉装置でした(調べた)。U字の部分は巻き上げたチェーンが収まるスペース。水門についた巨大なチェーンをモーターで巻き上げる方式で、ワイヤーロープ式よりも維持管理が容易なようです。

定期点検の動作

ポンプの点検運転は定期的に行われており、調圧水槽側の管理ゲートを閉塞、吐出ゲート弁から江戸川の水を取り込んだあと閉塞、バイパスゲート弁を開放することで水を循環させポンプの試験運転ができるようになっています。このあたりはポンプの保守運転とかかじっていれば理解はできますが、なにせすべてが巨大。めちゃくちゃおもしろい。

ガスタービンエンジンの煙突部分、ガランになっているところはおそらく給気口

地下空間を見て地上に出てきたので、構造物の役割を想像するのがとても楽しいです。そしていよいよ地下の調圧水槽へ。

高さ18mのコンクリート柱は調圧水槽が浮き上がらないための錘の役割を持つ

ポンプの運転停止に伴う水の動きはウオーターハンマーと呼ばれ、配管や弁・ポンプを破壊してしまうほどのとてつもない運動エネルギーを持っています。そのため調圧水槽という空間を設けることで運動エネルギーを逃がすのですが、地下に水槽を設けることでお風呂に沈めた洗面器のように浮力を受けてしまいます。それを抑え込むための錘がこの柱です。ここいっぱいに(正確には満タンにはならない)水が溜まっている姿はとてもではありませんが想像できません。

このグラウンドの真下が調圧水槽

解散後は地下に広がる巨大な治水施設と構造を頭の中で透視しながら車へ戻ります。当たり前の日常を守るため、こうした前人未到の巨大な施設の建設・維持はとてつもない時間とお金がかかるのです。しかしこうしたマイルストーンを経て、より効率がよく、低廉かつ信頼性の高い治水設備へと更に進化していくことを考えるとワクワクがしてきますね。

3泊目はスーパーホテル埼玉春日部に宿泊。新しく、広く、清潔。今回の旅で一番快適でした。腰は大丈夫ですが、肩が凝って仕方ない。狭いけれど天然温泉を謳っている浴場で体を伸ばして運転の疲れを取ります。夕飯は駅前の日高屋で手早くすませました。

レバニラ炒めをたべました。おいしかったです

ホテルに戻ったらコインランドリーで洗濯。200円で洗剤・乾燥機使い放題は安すぎる。ちょっと汗もかいていたのでパーカーも洗ってすっきりです。

クロワッサンとブロッコリーサラダがおいしかったです

翌日もクロワッサンがあることに喜びつつ、しっかり朝ごはんを食べました。しっかり食べて、今日の移動もがんばります。

関東近郊在住の友人が一緒に八ッ場ダムに行ってくれることになり、わざわざ朝に春日部までやってきてくれました。ありがとう。若干の渋滞にはまりつつ12時前には群馬県吾妻郡の八ッ場ダムへ到着です。私の自走運転としても最北端。今回の旅の最終目的地にして一番の目玉です。

建設にあたっては常に問題になるのが補償問題です。詳しいことはウィキペディアを見ていただくとして…。増大する事業費、延長する工期。そしてマニフェストによる事業中止…。やっとたどり着いた試験湛水、台風19号…。すこしドラマチックすぎる展開ではあるが、このダムが実際に示した治水能力は大きいのです。

閑話休題

ダム管理事務所と八ッ場ダム
高欄の意匠はシンプルに。全体的にスリムな印象
下流側には群馬県企業局と東京電力リニューアブルパワーの発電所が地下に潜む
緑色が鮮やかな非常用洪水吐のラジアルゲート

各所に用いられたステンレスやアルミなどの非鉄金属、グリス注油機構、機械室はどこも天井開閉型になっており、整備や機器更新の際の手間を軽減できるようになっています。

写真では伝わらないスケール

堤趾導流壁など其処此処の意匠は直線基調でシンプルになっており、質実剛健な印象を受けます。これも新しいダムならでは。

減勢工だけでも桁違い大きさ
維持放流設備のホロージェットバルブ(右)
吾妻峡から八ッ場ダムを望む
廃線跡を利用した自転車型トロッコ

移転を余儀なくされた川原湯温泉、吾妻峡という景勝地を残したまま建設された八ッ場ダム。治水のためにダムを作る、だけではなくそこに住んでいた人たちや、これから訪れる人達、そこにある自然とどう馴染んでいくのか。そこに訪れる人達の姿と八ッ場ダムを見ていると、おおよそ100年にもなる日本の治水技術が未だにその課題と向き合っている姿を見ることができます。

群馬県企業局 八ッ場発電所の見学会

発電所は群馬県企業局の管理で12600kwの能力がある発電機や変電設備は明電舎のものでした。5分ほどビデオを見て、壁面と発電機に投影されるプロジェクションマッピングを見る30分ほどの見学会でした。おそらく見学会を想定していない構造物なのですこし狭く時間も短いですが、よく出来たプロジェクションマッピングで気軽に参加できるのでおすすめです。

ダム管理事務所に併設されたなるほど!やんば資料館
パネル・ビデオ・模型の展示で八ッ場ダムと地域の歩みを紹介している

資料館ではダム建設までの地域の歩みが大きく紹介され、そういう意味でも他のダム資料館とは毛色が異なるように感じました。ダム建設のビデオや模型などでシンプルながらダムの魅力を伝えようとしているのが伝わってきます。ダムカードは品切れしてしまっていたので、お昼ごはんがてら近くの道の駅八ッ場ふるさと館へ。

特製のお皿で提供される八ッ場ダムカレー。おいしかったです

辛口の八ッ場ダムカレーは舞茸入り。しっかり辛くて美味しいカレーでした。この陶器のお皿は販売しているそうですが、とっても食べにくかったです…笑。

念願の八ッ場ダムカード

そろそろ帰る時間になり、一度やってみたかった八重洲の地下降車場を利用して友人をを東京駅へ。一日狭い車内で付き合ってくれて感謝。うだうだ色んな話をしたけれど、話ができて頭の中が整理できました。話すって大事だよね。

翌日はアクアラインを通って鴨川に・・・と思いましたが、湾岸線で1時間位渋滞にハマってみて諦めました笑。もう少し早めに出発すべきだったなあと思いつつ、箱崎PAで一旦停止の取締を見学しながら休憩。渋滞回避のため秦野中井か大井松田くらいから東名に乗ることも考えて、少しでも九州へ近づく方向…つまり宮ヶ瀬ダムへ向かいます。

首都高箱崎PAからC1、レインボーブリッジを渡って湾岸線、大井JCTからC2に入って、4号新宿線から中央道へ、国立府中から渋滞に少しハマるも、八王子で降りて一般道で宮ヶ瀬ダムへ…。図らずも首都高ドライブができて僕は満足です。

肝心の宮ヶ瀬ダムは駐車場がすべて満車で渋滞していました。ダムカード一枚くらいもらって帰りたかったのですが、並んでしまうと本当に身動き取れ無くなりそうだったので諦めて道の駅 清川でご飯を食べました。

村特産の豚肉を使った豚丼。おいしかったです

少し残念だったけど、宮ケ瀬はいつでも来れる距離なので次の楽しみにします。帰りは厚木西ICから東名高速に入り、秦野中井や京都南あたりで若干の渋滞に巻き込まれつつも順調に帰路につきました。

すでにこの時点で車内にいる時間が12時間を超えており、1時間の仮眠を経ても眠気が取れず、23時頃、兵庫県の白鳥PAで再び仮眠をとりました。

4時間半も…寝てた…?

1時間程度のつもりがアラームをかけ忘れていたのでしょう。起きたら4時間半も経過しており、朝9時の美容室に間に合わないことが決まってしまいました。どうかっ飛ばしても間に合わないのでそこは諦め、ごめんなさいの気持ちで時間変更していただきました。

ということで髪を切り、洗車し、実家にお土産を渡して家に帰ってきました。今回の走行距離は約3300km。全行程一人での運転でした。昨年黒部を訪れたときはずっと一人だったので時には寂しさもあったのですが、今回は行く先々でお会いしてくれた友人たちに感謝です。私の車は構造上リクライニングが一切できず、しいて言えば足がしびれたりはあるのですが、それでも腰が痛いとかはありませんでした。至って健康・快適に無事故で帰ってこれてよかったです。

もともとダム巡りを始めたのは、ドライブの口実がほしくてのことでした。ダムという巨大な建造物と豊かな自然、機械や電気設備仕組みに対する興味。もちろんそこにはいい面も悪い面もあり、技術で解決できていることと、不確かなものとが見え隠れする世界でもあります。こんなにお金がかかるものは必要なのか。もともと住んでいる人や動物たちを追い出してまで作る必要があるのか。その答えは出ることはありません。ただ、そこに技術があって、多くの人の生活を守ることができる可能性が少しでもあるのなら、マイナスにはならないはと考えています。昨今のインフラツーリズムの興りは改めて我々の生活が多くの人の手によって守られていることを実感し、考えさせてくれます。是非行ってみてください。

念願の浜松観光も大変楽しかったです。浜松まつりも見ていないし、浜松城公園、大河ドラマ館も見ていない。浜名湖パルパルで遊んでもいないし、オルゴール館に向かうロープウェイにも乗ってない。また行きたい、行かなきゃ。こんなに時間が足りないこと、素直にまた行きたいと思っている自分に驚いています。また行きます。

さて、改めて今回は勝手にハッシュタグを作っては”推しのチェキと一緒に旅行をする”という旅をしてみました。写真を取るのはまだ照れがあるのでコソコソやってますが…ぽわぽわ思い描いていた旅程の割に楽しめたと思いますし、改めて一緒に行動してくれた皆さんに感謝しています。私にとって日本は狭すぎて、広すぎる。まだまだ行きたいところはたくさんあるし、また行きたいところもたくさんあります。もう少し年を取ったら車がキャンピングカーになるのかな…とか夢を膨らませながら、このブログも書いてみました。

推し事もいいけど、こんな旅行もたのしいよ。


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