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アンティーク調のバケツを作るぞ!の巻

海外のニューボーンフォトグラファーがアイテムとして
よく用いられているバケツ

その写真はシャビーなバケツの淵に
小さな手をかけて
可愛い帽子を被りながらすやすやと眠る赤ちゃんの姿。

いいなぁと思ったものは
なんでも作ってみたいと思う性分なので
チャレンジしたのが半年前。

今では5色のカラーバリエーションで
計8個作りました。

まだまだ作りたい気持ちはあるのですが
なんせ工程に時間がかかるので
もうしばらくはいいかな(笑

自分の覚書のためにも作り方を残しておくので
もしよかったら参考にしてみてください。

きっかけは

昔、多肉植物が好きな友達がいて
彼女は自分でテラコッタの鉢にペイントして
その中に好きな多肉を植えて楽しんでいました。

当時流行っていたのはモスポット。
今でも人気のアイテムです。

何年も雨ざらしのもとで
自然と苔が付いたような風合いのモスポット

しかしホンモノは高いんですよ…ひとつ700円くらいしたかな。

庭に多肉植物を並べる時に
統一感があった方が見栄えも綺麗だということで
モスポット自作大作戦に参加したことがありました。

まさかあの時の経験が
今に生かされるなんてね。

なんでもチャレンジしてみるものです。

準備物

▶︎バケツ 

高さが29センチ
外径31センチのバケツを用意します

私は近くのホームセンターで買っています。


▶︎プライマー

いきなりペンキを施すのではなく
まずはプライマーを塗ります。
お化粧する時、いきなりファンデーションやアイシャドウを
ぬりませんよね?
それと同じ理由です

本体と塗料のつなぎの役目をしてくれます。

▶︎ベースカラー

下地が乾いたら
ベースカラーを塗ります。
作り始めた当初はハケでペンキを塗っていたのですが
2回目くらいから
まずはベースの色を満遍なくスプレーした方がいいのではないかと思い
スプレー塗料を吹き付け着色しています。

塗料は全て水性の物を使っています。

下地とベースカラーが乾いたら
ここからが本塗りです。

▶︎本塗り用塗料

今回はアンティーク感溢れるグレーカラーのバケツの
オーダーを受けたので
こんな感じの塗料です


表面のザラザラ感を表現しているのが
このDEKOBOKO BASE
テクスチャの中にザラっとした粒子が含まれていて
塗り広げると漆喰風になります。


今回はグレーなので
黒+グレー+グリーンを少し濃いグレーになるように混ぜ合わせます
そしてデコボコベースとも混ぜていきます

ここでこだわりのポイントがグリーンを少し混ぜること。
グリーンを混ぜることによって
ほんのり苔感が出るんですよね。

保育士は何でもかんでも牛乳パックを乱用する癖があります

全部均一な色にするのではなく
少しムラが残るように混ぜていきます。

バケツにはビニール手袋をして
手際よく塗っていきます。

ジャっジャっジャっとね
リズミカルに塗っていきます。

手で塗るのが1番早くて味が出る気がする

デコボコベースを含んでいるので

もうちょっとで表面が乾きそうだなってところで
上から優しく塗料のついたままの手袋で撫でてあげます。

そうすることによって
表面に凹凸が付き
表情豊かになっていきます。

あんまり塗りすぎてもボテっとしてしまうので
そこだけは気をつけて
全体を塗っていきます。

▶アンティークっぽくする

このままでも十分イケてるバケツになったのですが
ここで少しだけスパイスを足すことによって
ぐっと奥ゆかしいバケツになります。

これをバケツの淵や繋ぎ目に
布やスポンジでポンポンと塗り込むことで
アンティーク感が増します。


持ち手部分には私はこのアイアンペイントを塗っています
なんだかイイとこのバケツに見えてきませんか?


▶︎仕上げ

持ち手の部分に麻紐を巻つけて

最後に水性のマットコートを吹きかけます。
これもなくてもいいっちゃいいんでしょうけど
私は使ってます。

と、いうことで完成です。
所要時間は
要所要所の乾燥時間も踏まえて
大体1週間から10日見ておいたらいいと思います。

塗料の色を変えれば、自分のお好みのバケツを作ることができます。
私は今まで
グレー ホワイト ホワイトマリン調 ピンク モスグリーンと
5色作りましたが
作り方は上記とほぼ同じです。

変えるとしたらデコボコベースを混ぜるか混ぜないかぐらいかな。
こちらのモスグリーンのバケツ↓

下地→本塗り(スプレー3回塗布)→アンティーク加工→クリア塗装だけでも
十分でした。

最後に

バケツを使用してのニューボーンフォトの撮影は
赤ちゃんを添えた時にひっくり返らないように
バケツの中に重しを入れて重心をとってください。
重しの上には布や小さなクッションを入れてください。
そして赤ちゃんが直接バケツに触れて傷付かないように
お肌が触れる部分にも厚めの布等を挟み込んでください。
撮影時赤ちゃんから目を離さないようにし
側を離れることがないようにしてください。

こちらのアイテムでの事故等は一切責任を負いません。


『作ってみたいけど、これ一つのために材料集めたり場所確保したり
何より塗る場所と乾かす場所…時間もないわ、めんどくさ』って思ってくれた方
素直で何より!!

minneにて販売しています
(1個だけですが)
いいなー気になるな〜って方
インスタのトップページにショップリンク貼ってありますので
よかったら覗いてみてください


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