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ネームからペン入れまで!ひかわカービィの作風再現の方法を解説してみた

こんにちは、ゆーまっくすです。

私はよく、アイマスとひかわカービィのパロディ漫画を描いてアップするのですが、その際にどのような描き方をしているのかを解説してみようと思い、なんとなく筆を取ってみた次第です。

普段から日記を投稿していたりするのでその経験に恥じない読みやすい文章作りを心がけます。

本題:ネームからペン入れまで描いてみる。

使用ソフトはCLIP STUDIOです。原稿サイズは状況に応じて変えてみるといいかも。今回の制作ではA4です。解像度は350dpiです。

1.ネームを作ろう!

まずはいきなり描かず、原作を読みまくります。

私は5〜14巻が好きなので、そのあたりから好きな作風を探します。

ひかわカービィは全25巻中、作風がコロコロ変わるのが大きな特徴。どの巻のあたりを参考にするかを決めておくと、かなりスムーズになります。

そして、絵柄だけでなくノリも若干違います。

1巻に比べると10巻あたりの方がギャグのバリエーションが増えています。

下ネタではなく、時事ネタやパロディ、聞き間違いなどをギャグにすることが多いので再現する際の参考にしてみてはいかがでしょうか。

ページ数を稼ぎすぎると詰むことがあるのでほどほどにして収めるのも技術です!

2.下書きを描こう!

下書き、私は描きません。いきなりペン入れでなんとかなってしまいます。

ですが、キャラクターを描き慣れていない場合や構図などで悩んだ場合は積極的に描いてます。

大切なのは、どこに効果音を入れるか、と言う点。

ひかわカービィは効果音の描き文字がかなり凝っています。これを再現するだけで本物っぽくなるので、原作をたくさん見て研究しましょう。

震えているイメージ、柄が入っている文字、セリフを吹き出し以外から言わせる描き文字などバリエーションはそこまで多くないので、慣れると「ここにこれ入れるとスムーズに話が進むな」とか、「ここでこの効果音を入れると原作っぽいな」とか感覚が掴めます。

3.キャラペンを入れよう!

背景なども描き足した状態になってますが、キャラクター→背景→トーン→効果音→吹き出しの順番で描いてます。

キャラクターは原作の絵がかなり安定していて全然崩れないので、練習して特定の構図やアングルが描けるようになるとすぐに綺麗に描けるようになります。

キャラクターを上手く描く方法に関してはコツとかマジでなくて練習あるのみなのでたくさん描いて練習しましょう。私は1キャラにつき50回くらい練習したような気がします。

3.トーンを貼ろう!

トーンを貼るだけで一気にらしさが出ます。

特にキャラクターの色分けが出来る点がそれっぽさを出すのに貢献しています。

意外とベタで表現するところが多いのがひかわカービィの特徴だったりもして、トーンに頼りすぎないのも腕の見せ所だったりします。

トーンで気をつけたいところは、クーだけマダラ状のトーンが使われている点と、原作が空がリアルな雲になっているところです。

リアル雲トーンを使うとひかわカービィの空になるので実践してみてくださいね。

4.効果音、セリフ、仕上げをしよう!


前述しましたが、描き文字がかなり大切です。

今回は「ずーん」のところが若干違和感ありますけど、大きく派手に描くのがコツです。
吹き出しでないセリフ部分は文字に角が立っていることに気をつけると再現率が上がります。

セリフにハートや星が多用されていることも覚えておくと、ちょっとしたシーンがグッとリアルになります。

面白いのが、15巻第一話カービィの発言「ペポポ」以降、カービィの口癖「ペポ」が太字になっていることです。15巻内では太字になっていない箇所もちらほらあります。
もし原作コミックス後半の巻の絵柄を再現して描く場合は参考にしてみてはいかがでしょうか。

ひかわカービィは児童漫画なので難しい話は避けるとか、セリフにルビを振るとか、細かい工夫を重ねていくとさらに再現率が上がります。


さて、こんな感じでいかがでしたか?

1ページにかなり気合を入れて描かないと再現出来ない特殊な漫画ですが、描くだけで漫画の構成力やキャラクターの活かし方が学べるいい教材にもなっていたりして、漫画を描く練習にももってこいなので是非やってみてはいかがでしょうか?

ひかわカービィ全巻とiPadなどのお絵かきタブレットや、アナログ作画用の画材さえあれば誰でも始められるので是非やってみましょう!またね!

ゆーまっくすでした!

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