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カード付帯保険に補足すべき保険

海外旅行に行く時に保険に入って行く人がどれくらいいるだろうか。実はクレジットカードによるが付帯されている海外旅行保険はある。
保険内容を確認する場面は、もしかすると海外でのアクシデント発生時に改めて見直すことが多いのではないか。「何か保険入ってるからいいよね」的な考え方がほとんどだ。人はアクシデントが起こる確率が少ないことを想定して生活しているだろう。

私は今年ラトビアの森で骨折してからというもの海外旅行保険についてよく考えるようになった。

JALカードを例にとると、どのプランでも疾病、怪我で発生する医療費の保険は安い。特に日本円の安さも手伝って円で換算するとヨーロッパやアメリカで発生する場合は強いユーロやドルに影響して保証金額も実質安くなる。
アメリカやスイス、北欧五カ国などはまさに物価も高いということは医療費も同じように高いのは言わずもがな。

特に何がリスクが高いかというと、項目からするとこの疾病、怪我の発生時にかかる医療費に対してだ。
怪我や病気をしないという保証はどこにもない。かといって怪我をする確率も未知数だ。だが備えておくべきものだ。

さて、ではこのカード付帯でリスクが高い事項に対して補強するにはどうするべきか。疾病や怪我はどれだけ重症になるかもわからないので、無制限にするのが安心だ。
さまざまにシミュレーションしていくと、それほど掛金は高く無いので歯の治療費10万円、フライトの遅延、欠航の保証なども追加しても悪く無い。
歯の治療は期間が短ければ必要ないものかもしれないが1ヶ月程度の滞在の場合は入れても良いと思う。フライトの遅延、欠航は滞在期間がというよりも帰国する時期によって入れても良いと判断する。仮に台風の多い時期に帰国する場合は大した保証金額ではなく実損で2万円程度なので、ホテルに泊まらないといけなくなったなど、足は出るかもしれないが、補填と思って加えることにする。

病気、怪我の保証は無制限にする必要があるため、たびほの場合は、プライムしか適応しないので、プライムで申し込んだ。ヨーロッパ、30日の滞在で、1万2千円ほどだった。

申し込んだ保険内容

JALカードの弱い項目に対して強化する内容となったはずだ。他のリスクももちろんあるが、これで良いだろう。

そうこうしていると、そろそろ帰国日だが日本列島縦断という台風十号が着陸の日に被ってしまっている。
この航空機遅延に対して実損払の2万円がどうなるか。遅延発生した場合はここに追加することにする。

追記(8月30日)
台風十号は29日のフライトの当日は、台風の速度があまりにも遅かったため、成田便にはほとんど影響はなかった。
だが、問題が発生した。ポーランドのフラッグシップエアーであるポーランド航空を今回利用したのだが、ポーランドワルシャワで乗り換えて成田空港へと向かう便に乗った。
予定では成田に午後6時半に到着予定だった。
しかし離陸から2時間後にルーマニア上空で計器の故障がわかったとのことでワルシャワへ引き返すというアナウンスがあった。
これがその引き返した軌跡だ。

ワルシャワ空港に着くと修理と4時間分のフライトの燃料を使っていたのため給油を1時間足らずで完了し、二度目の離陸をして無事成田空港に着いた。
そして出直したフライトの軌跡。

結局2時間の往復と修理の時間が5時間ロスになったのだが、3時間ほどの遅延で成田に着いた。安全第一という意味で、正しい判断をした機長に感謝をしたい。しかし、飛ぶ前にも計器の問題をアナウンスして15分程度待ったので、1時間でも遅れても良いから出発を遅らせても良かったのではないかと思った。また、乗り換えや次に何か予約したものがあった人はどうなっていたのかすこし気になった。

さて、成田で午後9時半に着いて荷物が出てきたのは10時過ぎだったため、都内に着く頃には12時をすぎていた。京王線の終電は逃してしまい、終電ギリギリの小田急線で最寄駅まで向かい、その後はタクシーで帰宅した。
保険の観点で言うと、遅延の場合は6時間以上の遅延ではないと申請もできないので、この場合の遅延保険適用とはならなかった。

多少の遅延はありはしたものの、大きな問題には至らず良かった。とにかく保険はかけておくのは大事なことだと今回も痛感した。

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