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黒いズボンがなくなった

昔から下半身が太くて悩みなので、なかなか合うボトムスがない。
だから店でサイズが合うものを見つけると、同じものを複数買うのだ。とあるパンツはカーキと黒を買っていた。

ある時、長野へ旅行に行って戻ったら持って行ったカーキだけあるが、黒がない。旅先で忘れて来たのだろうか?旅先やホテルに忘れて来た場合、大抵諦める。理由はそれほど高いものでない場合送ってもらってもさほど惜しくないからだ。

しかし、長野に行った時は知人の別荘だったので、仮に置いて来てしまっても知人が連絡してくれるのではないかと思った。間違えて別の人が来ても大したものではないのでそれはそれで良しとしよう。

だが、知人からのお知らせもないので、忘れてなかったのだろう。そのうちに黒のパンツの存在すら忘れていった。

ある日洗濯物を折りたたんでいると、カーキのパンツと似たような作りの黒のパンツだった。
よくよく見比べると色以外同じだった。

え?もしや…

エストニア人が履いていたのだ!

履けるのか!という驚きと、見事に彼の服として馴染んでいた!!

結局彼のものとして黒のパンツは我が家に存在している。

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