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リトアニアのこと

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リトアニアの旅に関して書かれています。 バルト三国(エストニア、ラトビア、リトアニア)の中でも特にリトアニアについて気になっている方はこちらのマガジンをどうぞ。
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#ビルシュトナス

リトアニアのビルシュトナスに行ったワケ・1

実はこの記事は今年2023年の夏の旅が終わった時点で、一番書きたいと思っていた内容だったのだ。だが、なぜか12月になるまで私は書けなかった、いや書いていなかったのか。理由は2つある。 あまりにも多くのことがありすぎたから自分の頭の中で十分に理解した後に整理できてから書きたかった。もうひとつは、若かりし頃のラブレターを書くに似た行為のように、どのように自身の感情を片思いの彼(彼女)に伝えるべきかを考えあぐねている間に時間が過ぎてしまっていた。実際にラブレターを書いたことはないけ

リトアニアのビルシュトナスに行ったワケ・3

さて、前回前々回と、庭で採れたベリーばかりをもらった。 両手に山盛り3カップの山盛りベリーを手に、どうするか困っていた私に次の任務が課せられた。 「Vytautas Mineral SPAにチェックイン」 アコーディオン工房を案内してくれたアウリマスさんアウシュタさん夫妻がルータさんが、手配してくれた街の中心部に近いホテルまで送ってくれた。車のドアのボトルホルダーに固定していた山盛りベリー3つを忘れたふりをしてみようと思ったが、すかさず忘れないように渡してくれた。Vyt

リトアニアのビルシュトナスに行ったワケ・4

「長いよなぁ、もっとまとめてくれない?」そう思われても仕方あるまい。 「しかし、こっちにも言論の自由がある」と妄想の反論をしてみよう。さて、これまで1から3まで書いてきたがまだビルシュトナスの1日は終わっていない。なんならまだこの日の経験としては半分くらいだ。 「どんなんだっけ?」「そもそも読んでない」と言う方のために↓の1から3までをどうぞ。 3の最後に、読者をヤキモキさせていたのだ。 このスパに来た目的と言っても過言ではない「琥珀スパ(Amber SPA)」だ。

リトアニアのビルシュトナスに行ったワケ・5

とうとう、5になってしまった。ビルシュトナスではまだ一泊目の夜になっていない。ここまでお付き合いいただいたかた、ありがとうございます。 「ビルシュトナス?なにそれ美味しいの?」という方は過去記事をどうぞ。 琥珀サウナに入って、琥珀スパ三昧した後は食事タイムらしい。確かにこの建物の1Fには食堂があった。宿泊客用の食堂でもあるが、私のように単発で利用する人も食べることができる。 ルータさんはこのディナーを予約してくれていたのだ。入館時に渡された手首につけるタグを見せると入るこ

リトアニアのビルシュトナスに行ったワケ・7

これまでの6までは2023年8月15日に起こったリトアニアのビルシュトナスでの話だ。 到着早々、ビルシュトナスインフォメーションセンターさんの緻密な計画のもと、ものすごい量と質の経験をすることになった筆者は第一日目を終え、翌日8月16日も怒涛だった。 ホテル併設の朝食(ビュッフェ形式)を朝からいただく。そして朝から迎えがくるという。その迎えの車に乗ってビルシュトナス唯一のタワーに向かう。 タワーの高さは51mでエレベーターはない。実はこのタワーリトアニアで最も高いタワーだ

リトアニアのビルシュトナスに行ったワケ・8

一度ホテルに戻って休憩することに。 前日にルータさんと少女たちにもらったベリーを冷蔵庫から出してみた。紙コップから備え付けの大きめなティーカップに入れてみると、カップには収まらず溢れた。ビルベリーとラズベリーは冷やされ、酸味が口の中にプチっと言いながら広がった。 私が滞在しているVytautas Magnus SPAの地下にスパやプールがある。そのスパを体験に行った。受付の落ち着く照明に癒される空間が広がるスペースを通り、案内されたのはミネラルウォータージャグジー。 ブク

リトアニアのビルシュトナスに行ったワケ・9(最終回)

ビルシュトナスの話も最後となる。 ビルシュトナスインフォメーションセンターはじめ、訪問した各所で対応してくれた皆さんにこの場を借りて感謝を申し上げたい。 これまでのビルシュトナスでの話は1から8まである。それぞれに新しい発見があった。 実は8の時に1つ紹介していなかったスパがあったので紹介したい。街の中央に位置しているVersmėに訪問した。2週間前に新しくなったという施設を体験した。泥スパとミネラルウォーターを浮遊するという流れ。おそらくこの流れはどこのスパでも同じセット