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【BAL】藤浪晋太郎が加入するオリオールズのリリーフ陣ってどうなの?

皆さまこんにちは!BAL担当のもくろーです。
さて、今朝方野球界では衝撃的なニュースが飛び込んできましたね。
そう、OAKに所属する藤浪晋太郎投手が我らがBALにトレードされました!

そんな藤浪選手が加入するBALことボルチモア・オリオールズってどんなチームなのか、本日ご紹介したいと思います。
しかしながら、チーム全体を紹介するとなると膨大な量となってしまいますので、本日は藤浪選手が加わることが予想されているリリーフ陣にスポットを当ててみることにします。

なお、チームとしての前半戦の戦いに関しましては、同じBAL担当のLet`s5Gさんと協力して野手編・投手編を執筆しておりますので、そちらもご一読頂けますと幸いです。

(記事上の成績は全て現地時間7月19日現在の成績となります)


主なリリーフ陣

BALのリリーフ陣全体の成績は防御率3.74でMLB全30球団中7位となっております。そんなリリーフ陣を構成する選手をご紹介致します。

Felix Bautista(フェリックス・バティスタ)

【42試合 45イニング 88奪三振 防御率1.00 WHIP0.89 26セーブ】
206cm/129kgの圧倒的な体躯から平均99MPHの豪速球と鋭く落ちるスプリットで三振の山を築く、オールスターにも初選出された守護神。
その奪三振率は脅威の19.56。9.56じゃなくて19.56です。ここまで42試合で三振を奪えなかった試合はたったの1試合(4月18日のWSH戦)という奪三振マシーン。BALの大躍進は彼が最後をガッチリ固めてくれているのが非常に大きいです。
その聳え立つ体躯から『Mountain』というあだ名がついています。
ちなみに、彼が試合を締めた後に行うRutchmanと行うハグは通称『Adley hug』と呼ばれ、観客全てを幸せにします。

Yennier Cano(ヤニエル・カノー)

【40試合 45.2イニング 40奪三振 防御率1.58 WHIP0.92】
魔球チェンジアップを武器に大ブレークを果たし、こちらもオールスターに初選出されたセットアッパー。
元々はキューバでプレーしていましたが、国外リーグへの挑戦を直訴したところ認められるどころか1年間の出場停止処分を受けるという事態に。
そこから紆余曲折を経て25歳でMIN入り、そしてMLBで大ブレークしたという苦労人です。
開幕から17試合連続無失点・20試合連続無四球と抜群の安定感を誇り、最近やや疲れが見えているとはいえ、Bautistaと共に終盤を支えてくれています。
三振を取った後の仁王立ちポーズから、『The Rock』というあだ名がついています。

Danny Coulombe(ダニー・クーロム)

【40試合 33.1イニング 41奪三振 防御率2.70 WHIP1.05】
今年MINから加入したベテラン左腕。
平均球速91MPHと直球は遅いですが、投球の7割近くを占めるカットボールやスイーパーを操り打者を抑え込んでいます。防御率は非常に優れていますが、7回の男として1イニング投げるというよりは、展開に応じてイニング途中から登板することも多々あり、非常に使い勝手の良い投手と言えます。

Bryan Baker(ブライアン・ベーカー)

【42試合 39.1イニング 47奪三振 防御率3.89 WHIP1.27】
TORから移籍した昨年、平均96.2MPHの直球とチェンジアップを武器にブレークした右腕。直球は今年も95.7MPHと変わらず速いですが、四球率(BB%)は13.5%とコントロールに苦しむ場面が目立ちます。5月6月は背信投球が目立っていましたが7月に入って徐々と調子を上げてきたか?
個人的には彼か藤浪選手が7回にハマってくれるのではと感じております。

Cionel Perez(シオネル・ペレス)

【34試合 31.1イニング 23奪三振 防御率4.88 WHIP1.85】
昨年66試合で防御率1.40と大ブレークした左腕ですが、今年は開幕当初から不振が続き、先日のLAD戦でも1イニング2失点と波に乗り切れません。直球の被打率は昨年の.221から.370と大幅に悪化してしまうなどとにかく三振が取れず、四球を出す。DFAの可能性もあるなど逆境に立たされています。

Cole Irvin(コール・アービン)

【11試合 41.2イニング 36奪三振 防御率5.40 WHIP1.51】
昨年OAKで9勝、181イニングを投げトレードでやってきた左腕。
イニングイーターとしての役割を期待され開幕ローテ入りを果たしましたが開幕から打ち込まれる場面が目立ち、3試合で防御率10.66と散々な成績で早々にマイナー落ち。
再昇格以降は先発リリーフ両方で投げていましたが、どうやらリリーフに専念するようです。本来求められていた役割と違うとはいえ、先日のLAD戦ではWellsが早々に降板した後で4イニング投げるなど、ロングリリーフの役割を果たしました。自身としても与えられた立場で頑張る旨の発言をしており、後半戦この役割にハマってくれると有難い存在になりそうです。

Mike Baumann(マイク・バウマン)

【43試合 46.1イニング 50奪三振 防御率3.69 WHIP1.29】
4月は12試合で防御率1.15と非常に安定した投球を見せていましたが、5月は防御率7点代とかなり不安定な投球が続き苦しい立場に。しかし6月から徐々に調子を取り戻しつつあります。直球の被打率は昨年の.375から.205、カーブも.333から.204とかなり成長を見せており、開幕当初の輝きを取り戻してくれる予感がしています。ちなみにリリーフだけで6勝と勝ち運も◯

Austin Voth(オースティン・ボス)

【23試合 31イニング 31奪三振 防御率4.94 WHIP1.58】
昨年5月末でWSHをDFAとなり、BALに移籍。移籍当初はリリーフでの起用でしたが、徐々に信頼を得ると先発に抜擢され5勝を挙げる活躍を見せました。再びリリーフで迎えた今年はここまでパッとせず。現在は肘の違和感でILしています。

Dillon Tate(ディロン・テイト)

【登板無し】
2015年のドラフトで全体4位指名を受けた右腕が昨年67試合で防御率3.05と大ブレーク。勢いそのままにWBCアメリカ代表にも選出!と思いきやいつの間にか辞退、気が付いたらIL入りしてここまで登板無しという事態に。
マイナーでは少し投げていましたが、現在はまたILしておりキャッチボールもしていない状況なようで、今シーズンの復帰は厳しそうです。彼と後述のGivensの現状は誤算と言えるでしょう。

Mychal Givens(マイケル・ギブンス)

【6試合 4イニング 2奪三振 防御率11.25 WHIP2.50】
20年途中にBALからCOLに移籍すると、そこからCIN→CHC→NYMと移籍を繰り返し、今年BALに帰還した右腕。頼れるリリーバーとして期待されていましたがTate同様怪我に苦しみここまで思うような活躍ができず。現在も右肩の炎症でIL入りおり、今シーズンは厳しいのではと思います。

藤浪に期待される役割

藤浪選手の今季成績はこちらになります。
【34試合 49.1イニング 51奪三振 防御率8.57 WHIP1.66】
皆さんご存知かと思われますが、この数字は開幕当初先発投手として波に乗り切れなかった時の数字を引きずっており、6月は10試合で防御率3.97、7月は7試合で2.25、そして苦しんでいた制球面もここ11試合無四球とかなり改善されていることがわかります。
先ほどもご紹介しましたが、現在のBALは8回Cano/9回Bautistaと終盤はがっちり固定されていますが、そこまで繋ぐ投手にやや不安があるという現状です。最初から勝ちパターンで登板とはいかず、同点やビハインドから徐々にスタートしていくとは思われますが、そこで結果を残して6回7回のリード時、つまり勝ちパターンで登板するような役割を得るような投手になってくれることを期待したいと思います。

最後までお付き合い頂きありがとうございました。
それではまた次回のnoteでお会いしましょう。

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