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トライくるみん、くるみん、プラチナくるみん、くるみんプラス

株式会社ジェー・シー・プラス社員yamamotoです。

令和4年4月1日から、こども・子育て関係の認定「くるみん」が変わりました。

認定の種類は、題名にあるとおり、「トライくるみん」、「くるみん」、「プラチナくるみん」の3つになりました。

また、「くるみんプラス」という新しい認定もできました。


くるみんとプラチナくるみんの認定基準が引き上げされたことにともない、令和4年度改正前のくるみん認定と同じ「トライくるみん」ができたのです。


「くるみんプラス」はまったく別個のものとしてあるわけではなく、その名の通りプラスなので、「トライくるみん」、「くるみん」、「プラチナくるみん」の条件を満たした上で、さらに「不妊治療と仕事との両立」に取り組む企業を認定する新たな制度です。
それだけ不妊治療をする人が増えたということでしょうか。




認定基準が引き上げされたのには、相当程度、両立支援の制度の導入や利用が進んだ背景があるようですね。

確かに、一昔前は結婚したら仕事を辞める、とか、妊娠したら辞める、とかいうようなことが普通にあったと思います。

ここ数年は、妊娠したら「育休を1年とる」ということが当たり前になりました。

私も第三子を妊娠したときは、法定通りの産前休業前まで働き、1年の育休を経て復帰しました。

仕事で出産・育児関連の申請をすることもとても増えました。
パパ育休を取る人も女性ほどではないですが、珍しくなくなりました。


これらのくるみん認定を受けると、広告に表示したりして、学生や社会一般へのイメージアップや優秀な従業員の採用・定着などにつながります。

それだけではなく、公共調達における加点評価にもなります!

公共調達とは、政府が民間の企業から物やサービスを購入する事

わかりやすく説明されていたので、それを使わせてもらうと、「国が発注する工事などの税金を使って行われる契約全般のこと」です。

国が発注する工事、ってどんなのがあるの?と思ったら、公共調達 | e-Govポータルで見ることができます。

この調達ポータルサイトでは、調達情報の確認・入札等をインターネットを利用して行うことができるのです。

具体的な例を見るとわかりやすいですね。

その調達。ここでもくるみん等の認定は有利に働くのです。

それならうちもくるみん、とるか!と考えた社長様、くるみん、最初のステップ、「トライくるみん」、「くるみん」をとるのには、10のハードルがあります

その中でも、先に知っておきたいのが、条件8つ目の・・・

●計画期間の終了日の属する事業年度において次の(1)と(2)のいずれも満たしていること。
(1)フルタイムの労働者等の法定時間外・法定休日労働時間の平均が各月45時間未満であること。
(2)月平均の法定時間外労働60時間以上の労働者がいないこと。


(1)は、多くの社員の残業が、1日2時間くらいまでなら許容される、ということでしょうか。
(2)は、毎日3時間以上残業するする社員が一人でもいるとOUT!ってことですよね。

どうですか。
今の会社の状況をみて、恒常的に残業が多い企業は、そこから見直さないと、簡単にくるみん等マークはとれません。

逆に、くるみん等マークを取得している企業は比較的残業が少ないんだな、ということがわかります。

働き方改革が進んでも、まだ日本には残業の多い企業もたくさんあります。
そんなとき、くるみん等マークを見れば、その企業の残業に対する考え方が一目瞭然、となるわけですね。

新しくなったくるみん認定からいろいろなことを考えさせられました。



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株式会社 ジェー・シー・プラス

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<株式会社ジェー・シー・プラス(JCP)代表>

小池梨沙

<株式会社ジェーシープラスゆのき。主にウェブ関係担当。ジョブコーチ>

ゆのき@障害者と働こう!株式会社JCプラス